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酔っ払って記憶がない…なのに家に帰れている理由とは!?

※2026年7月に内容を更新しました。

友人や会社の飲み会で、場の空気に流されてつい飲み過ぎてしまい、途中から記憶がなくなって気付けば翌朝。

自宅の寝室で二日酔いの頭痛をこらえながら目を覚まし、ふと
「2件目、ちゃんとお金を支払ったっけ?」
「どうやって家に帰ってきたんだっけ?」
「周りに迷惑をかけていないかな?」
と不安になることはありませんか。

楽しかったことは覚えているものの、細かな記憶が途切れていて急に心配になる。
そんな経験をされた方もいるのではないでしょうか。

お酒を飲み過ぎてしまい記憶がない。
にもかかわらず、気付けば自宅に帰ることができている。

今回は、お酒を飲み過ぎても自宅に帰れる理由と、記憶のメカニズムについてご紹介します。

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酔っぱらっても帰れる理由


二日酔いが少しずつ治まり、冷静になった時に思い返すのは、「どうやって家までたどり着いたのか」ということではないでしょうか。

1件目は楽しく飲めていたものの、2件目からどうも記憶が曖昧。
帰りはタクシーに乗った気がする。でも、行き先はどうやって伝えたのだろう。
そんな不安を感じることがあります。

記憶がないにもかかわらず家に帰れていることには、脳の「海馬」が大きく関係しています。

海馬とは、記憶のインプットやアウトプットを担うとされる脳の一部です。
短期記憶だけでなく、その情報を長期記憶へと定着させる役割も担っています。

酔っぱらうと記憶がなくなるのは、海馬の働きがアルコールの影響を受けるためと考えられています。
一方で、普段から繰り返している行動は、海馬以外の脳の働きによって実行できるため、記憶が曖昧でも家まで帰れることがあるとされています。

記憶のメカニズムについては後ほど紹介しますが、アルコールの影響が強く出る前に、お酒の量を調整したいものですね。

お酒の量と脳への影響は以下に分類されます。

出展:Asahi

記憶をなくす「ブラックアウト」は、アルコールの影響が強く現れた状態で起こるとされています。
アルコール度数だけでなく、飲む量やペース、体調などによって酔い方は大きく変わります。

気持ちよくお酒を楽しむためにも、飲み過ぎには十分注意しましょう。

今では笑い話ですが、私自身も大学時代と同じ感覚でお酒を飲んだ時にブラックアウトを経験しました。

駅のホームで朝を迎えたことは覚えているものの、帰宅した記憶はありませんでした。
体中が汚れた状態で目を覚まし、友人には「すごい飲み方をしていたけど大丈夫だった?」と心配され、その後もしばらく話題になりました。

無事に帰宅できたとしても、けがをしていたり、スーツが破れていたりするような後悔の残る飲み方は避けたいものです。

記憶のメカニズム


無事に帰れていたことに安心しても、時間が経つにつれて気になることは尽きません。

一緒に飲んでいた人に当時の様子を聞いてみると
「普通に話していたし、お金もちゃんと支払っていたよ。」
と言われて胸をなで下ろすものの、本人にはまったく記憶がありません。

いくら支払ったのか。
どんな話をしていたのか。

やはり気になってしまいます。
記憶がなくなるまで飲んでいたにもかかわらず、普段どおりの行動ができる理由には、記憶のメカニズムが大きく関わっています。

記憶は大きく「短期記憶」と「長期記憶」に分類されます。

一時的に新しい情報を保持するものが短期記憶。
日々の習慣や繰り返し学習したこと、印象に残ったことは長期記憶として保存されます。

トランプの神経衰弱に例えると、ゲーム中はカードの位置を一生懸命覚えていても、ゲームが終わるとその位置は忘れてしまいます。

一方で、神経衰弱の遊び方(ルール)は覚えています。

カードの位置は短期記憶として保存され、ゲーム終了とともに忘れてしまいます。
しかし、遊び方は長期記憶として保存されるため、何度でも遊ぶことができます。

これが短期記憶と長期記憶の仕組みです。

では、この「短期記憶」と「長期記憶」は、お酒の席でどのように関わってくるのでしょうか。

長期記憶の仕組み


飲み会で何度も同じ話を繰り返す人がいます。

これは、一度話した内容が新たな記憶として定着しにくく、その場で忘れてしまうためと考えられています。
飲み会の会計を済ませても、翌日になると支払ったかどうか思い出せないことも同じです。

一方で、自宅までの帰り道は、毎日繰り返し通ることで長期記憶として定着しています。
そのため、酔っぱらっていても、その記憶を頼りに帰宅できることがあると考えられています。

このように、記憶のメカニズムはお酒の席だけでなく、日常生活にも深く関わっています。

例えばゲームも、最初は操作方法が分からなくても、終盤には無意識に操作できるようになります。
これも長期記憶が働いている一例です。
記憶のメカニズムを知ることで、酔っぱらっていても家に帰れる理由が少し理解できますね。

一方で、出張先や旅行先など慣れない場所で飲み過ぎてしまうと、宿泊先へ戻るのが難しくなる可能性もあります。
慣れない土地では、特に飲み過ぎに注意しましょう。

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おわりに


アルコールと脳の関係を知ることで、酔っぱらって記憶をなくしても家に帰れる理由が見えてきます。

とはいえ、「お酒の席だから」と笑って済ませられるとは限りません。
周囲の人に心配や迷惑をかけないよう、お酒とは上手に付き合いたいものです。

長期記憶のおかげで帰宅できたとしても、楽しい飲み会の思い出は最後までしっかり覚えていたいですよね。

ブラックアウトが起こる飲酒量には個人差があり、年齢や体格、体調、飲むペースなどによって大きく異なります。
その日の体調に合わせて無理のない範囲でお酒を楽しみ、気持ちよく飲めるよう心掛けましょう。

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