日本国内に多くの衝撃をもたらしたコロナウイルス。
緊急事態宣言に伴いリモートワークの導入、飲食店のテイクアウト、デリバリーサービスの加速、そして残念ながら経営破綻となった多くの企業…
2020年は間違いなく歴史に残る激動の年になったことでしょう。
緊急事態宣言が解除された後も、以前の状態に完全に戻ることはないことが予想されます。
多くの業界への波及があった中で、飲食業界は特にマイナス面が目立ったと思われます。
しかし歴史上、苦しい時こそ変化し成長する時!という例が多く見られます。
飲食業界も、今回の騒動で新しい価値を提供できるよう時代の流れに柔軟に対応する企業が多く出てくることでしょう。
そこで今回は、自身が飲み会の幹事をする立場で飲食業界がこうなっていったら飲み会もより面白くなるのでは?という未来を想像していきます。
オンライン飲み会の普及
まず注目するのは、UTAGEの記事でも何度も取り上げているオンライン飲み会。
外食を自粛された中、人とのコミュニケーションを取る手段として爆発的に普及しましたね。
技術的にみれば、スマートフォンさえあれば今回の騒動前から誰でも利用できましたが
そこまで浸透していなかった理由は
- リアルで会えばいいからとオンラインの必要性を感じる人が少なかった
- オンラインで飲み会をするという未知の体験に抵抗感があった
- そもそもオンラインで飲み会をするという発想がなかった
事が考えられます。
それが、今回の騒動で
- オンラインでないと、人とのコミュニケーションが取れないために必要性を感じた
- 世間的に認知が広まった、抵抗感がなくなった、興味が湧いてきた
- 費用が安い、家から気軽にできるなどメリットを感じた
といった観点を持つ人が増加したのではないでしょうか。
振り返ると、昔は連絡手段といえばメールや電話しかなかった所から、今ではLINEも使うのが当たり前になったように
飲み会もオンラインを活用するのが当たり前の時代に向かっているのではないでしょうか。
そこで、このオンラインに注目した飲み会をピックアップして、この先どんな飲み会ができそうか、想像を膨らませていきたいと思います。
居酒屋でのオンライン飲み会サービス
「こうなったら面白くなりそう!」と筆者が想像するのは、オンライン飲み会をリアルな飲食店舗へ取り込んだ
居酒屋店舗内でのオンライン飲み会サービスです。
どういったイメージかと言うと
- 居酒屋のテーブル席に、タブレットなどのカメラ&マイク機能搭載の液晶画面を設置
- 別店舗の居酒屋で飲んでる人と端末を通してオンライン上で会話をしながら飲み会
というサービスです。
居酒屋で他の席のお客さんと仲良くなって一緒に飲むというケースが居酒屋では見受けられると思いますが、それをオンラインで実施するイメージです。
例えば、チェーン展開している居酒屋の別店舗とオンラインでつながったり、運営企業の異なる居酒屋間でもできるようになれば面白そうですよね。
利用者とお店側のメリット
このサービスを実現化することでどんなメリットがあるかを、利用者側とお店側の視点で考えてみます。
利用者側
- 気軽にご縁のきっかけがつくれる
リアルな店舗では、他のお客さんに話しかけるのは勇気がいるという人は多いでしょう。
そんな人でも、このサービスを通して知らない人との接点を気軽に作ることができますね。
またリアルな店舗では、店内に他にお客さんがいなければ接点が作れませんが、オンラインなら問題ありません。
さらに、検索機能などもつけて、人数、性別(男性のみ、女性のみ、男女混合)、
年齢層、地域指定(近場、県外、都道府県指定)、テーマ(恋活、友活、趣味)、
などを指定できるようにすれば、より盛り上がるオンライン飲み会ができそうですね。 - お店の利用の気軽さ
”相席屋”などは人と接点を作る前提でお店に行くので、初めての行くときは少し緊張感があると思います。
このサービスが一般の居酒屋に導入されて、サービスの利用も無料にすれば
「普通に居酒屋を利用して気が向いたらサービスを利用、気が向かなければサービスを利用しないで普通に楽しむ」と
どちらも選ぶことができるので、気張らずに気軽にお店に行くことができます。 - サービスの利用のしさすさ
2.でも触れましたが、最初はサービスを利用するつもりがなかったとしても、急に利用したくなることもあると思います。
例えば、女子会をしていて恋バナが盛り上がり、新しい出会いが欲しい!となった場合
そこから合コンをセッティングしようとなると、中々全員のスケジュールが合わなかったり
その場では盛り上がったけれども時間が空いてモチベーションが下がり、「やっぱりめんどくさい」となってしまうことも多いので
そういった時にその場でサービスを利用して異性との接点を作ることができると、より盛り上がる会になるのではないでしょうか。 - 遠方の知人同士のコミュニケーションとして
知人同士で別店舗で集まってオンライン飲み会をするという使い方も喜ばれると思います。
遠方の人がいて同じお店に全員が集まれない…
会社帰りなどは居酒屋の方が行きやすい…
家では家族がいて恥ずかしかったり、料理を用意する手間がかかる…
など、居酒屋で知人とオンライン飲み会をしたいというニーズが増えると思います。
他にも、地方にいるご両親にその地方の飲食店のディナーをプレゼントし
自分たちも離れた場所で飲食店に行き、オンラインでご両親と会話しながら食事を楽しんだりと、新しい親孝行の形も想像できます。
新しいご縁だけではなく、既にあるご縁もこういった形のコミュニケーションで大事にしていけたら喜ばれることでしょう!
お店側
- ご縁を深める場としての価値が高まる
飲食店は美味しい料理を提供する以外に、ご縁を深める場としてお客様に価値を提供しています。
今までは同じお店内に集まらないとできなかったことも、オンラインを通した新しい形で提供できるようになり
ご縁を深める場としての価値が高まるのではないでしょうか。 - お互いのお店の宣伝になる
運営している企業や料理の種類が違うお店同士でのオンライン飲み会だった場合、相手側のお店の料理や雰囲気などが伝わると思います。
今はHPなど公式の情報よりも、人とのコミュニケーションを通してお店の魅力を伝える方が効果的な時代ではないでしょうか。
「今度はあちら側のお店にも行ってみたいな」といった集客効果も見込めると思いますし
利用者からしてもお店の雰囲気を知ることができるのは嬉しいメリットだと思います。
おわりに
以上、あくまで筆者の想像ではありますが、未来の飲食店の形を描いてみました。
本記事を書いていて、未来を描くということは凄くワクワクすることだなと感じます。
私自身も合コンなど飲み会はよく開催しますが、毎回そこに新しい出会いがあり、出会いの先にもまた出会いがあり
出会った人と恋愛はもちろん趣味や仕事など、ご縁を通じて広がる未来を想像すると毎回飲み会がワクワクします。
そんな未来をこの記事を通して少しでも感じてくれたら幸いです。
今回はワクワクする飲食業界の未来図について想像しました。
「ユカリスタ」初めての方にも役立つ、幹事の可能性を拡げる情報をお届けします。