夏が近づきじんわりと汗をかく日が多くなりました。
人の汗のニオイを感じると、自身も臭っていないか気になる方もいると思います。
外出が多い方は汗のニオイ以外にも、ベタつきや汗じみなど気になることはたくさんありますよね。
日中は外で仕事をし、汗の不快感を我慢しながら会社に戻り残務をしている方も多いのではないでしょうか。
毎年夏になると最高気温を更新し暑くなりますが、今年は汗を気にせず爽やかに過ごす方法を探してみても良いかもしれません。
対策をしておくことで相手からの印象も良くなるはずです。
今回は汗のニオイ対策と日々の食生活でできるニオイ改善、男性30人に聞いた夏場の汗対策について紹介します。
ぜひ実践いただき汗の不快感を解消してください。
汗のニオイの原因と対策
汗をかくことは体温調節や老廃物の排出など、人間にとって大切なことです。
ただ、汗のニオイは人により異なり、酸っぱいニオイや生乾きのニオイなど様々で、他の要因(加齢臭や疲労臭など)も関係している場合があります。
この章では、20代~30代の男性に向けて汗が臭う原因と対策を紹介するので参考にしてみてください。
【汗が臭う原因】
汗が臭う原因は以下のようなことが挙げられます。
- 雑菌や皮脂
日中汗をかいた後、夕方頃にスーツやシャツから嫌な臭いを感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
汗を放置することで、雑菌や皮脂が酸化しニオイの原因となります。
特に一人暮らしの方は、洗濯物をまとめて週末におこなう方もいると思いますが、雑菌の繁殖やシャツの汗じみの原因となるため注意が必要です。 - ストレスや疲労
ストレスや疲労が蓄積し、自律神経が乱れることで血中のアンモニアの増加、発汗作用が活性化すると言われ、酸っぱいニオイの原因となります。
疲労の蓄積は仕事に集中している時ほど気づきにくいため、適度な休憩を入れメリハリをつけると良いかもしれません。 - 食生活
焼肉やお酒を飲みすぎた翌日、身体や汗が臭いと感じたことはないでしょうか。
肉料理を食べ過ぎると皮脂の分泌が増えるとされ、アルコールは肝臓で分解後アセトアルデヒドになりますが、飲みすぎた場合は分解しきれずニオイの原因になると言われています。
他にもニンニクや食品添加物が多く含まれる食べ物もニオイの原因となるため、偏った食生活をしている方は注意が必要です。
【汗のニオイ対策】
汗が臭う原因を踏まえ、今からできる対策を紹介します。
- こまめに拭き取る
汗をかいた時は雑菌や皮脂が酸化する前に拭き取ることが根本的な解決法です。
多く発汗する部分は背中や腰などの体幹部分と頭皮です。
体幹部分はボディシート、頭皮は乾いたタオルで拭き取ることをおすすめします。
スーツを着ていてすぐに拭き取ることができない場合は、下記の制汗剤もおすすめです。 - メンズデオドラントスプレー N(Agデオ24メン)(資生堂)(1,045円)
スプレータイプで服の隙間から使うことができ、消臭効果・汗じみ抑制効果があります。
また朝から夕方まで効果が持続することも魅力的なポイントで、移動や仕事が忙しい方は出勤前にサッと対策ができるためおすすめです。 - アンティ パースパイラント デオドランド ロールオン N(CLINIQUE)(3,080円)
オシャレな制汗剤が欲しいという方におすすめの商品です。
制汗・消臭はもちろん持ち運びしやすいため、カバンに入れてすぐ使うことができます。
ロールオンタイプはムラなくピンポイントで使えるため、脇の下・首回りのシャツの汗じみ対策も可能です。 - 水分補給をする
汗には老廃物を排出する役割もあるため水分補給が重要です。
十分な水分を取ることで適度な濃度になりニオイ防止に繋がります。
補給のタイミングはのどが渇く前であり、1日に飲む量は2Lが良いと言われているため意識して水分補給をしてみてください。
特に夏場は熱中症や脱水症状が起こりやすい季節でもあるため、経口補水液やミネラルウォーターがおすすめです。 - 適度な運動をする
適度な運動によって身体の代謝を整えておくことが大切です。
汗腺を定期的に働かせることで衰えを防ぎ、ニオイの対策になります。
有酸素運動やサウナなど、汗ばむくらいの運動は汗腺の働きが期待できるためおすすめです。
汗のニオイの原因と対策について紹介しました。
日々の生活によって改善ができるため、生活習慣の見直しがおすすめです。
早急に対策したい場合は紹介した制汗剤を試しつつ、汗を放置しないことを意識するだけで改善がみられるかもしれません。
汗のニオイを抑える食材
汗のニオイの原因として「食生活」を挙げました。
ニオイの原因となる食べ物には注意が必要ですが、ニオイを抑える可能性がある食材はご存知でしょうか。
この章では、日々の生活に取り入れることで汗のニオイを抑える効果が期待できる食材を紹介します。
- 緑黄色野菜
緑黄色野菜にはビタミンCやルテインなどの栄養素が多く含まれています。
ビタミンには抗酸化作用があり、体臭予防に役立つ可能性があります。
トマトやほうれん草、イチゴ、キウイ、ブロッコリーなどが該当します。
食欲が無い時は、さっぱりとして食べやすい果物やトマトサラダ、ほうれん草のおひたしなどがおすすめです。
特にブロッコリーは効率よく栄養素を摂取できるため、筋トレをしている方におすすめの食材です。 - アルカリ性の食品
アルカリ性の食品はわかめや昆布などの海藻類や梅干しです。
カリウムやマグネシウムなどのアルカリ性の成分は乳酸の分泌を抑える働きが期待でき、ニオイの抑制にも繋がる可能性があります。
健康的に良いとされるものが多く、夏場だけでなく日々取り入れたい食品です。
暑い日には、もずくやひじきご飯など手軽に作れるものを食べてみてはいかがでしょうか。 - 大豆食品
大豆食品には大豆イソフラボンやたんぱく質、レシチンが含まれています。
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似ており、自律神経を整え汗を抑える働きがあると言われているためおすすめです。
豆乳を使った手軽に食べられるものも良いですが、鶏ももと大豆のトマト煮込みや大豆とひじきの煮物など様々な料理に使えるため、アクセントとして加えてみても良いかもしれませんね。
プライベートの筋トレや仕事の集中力を高めたい時におすすめの食材です。
夏は食欲がなくなる方も多いと思います。
さっぱりとした手軽に食べられるトマトやもずくなど、食欲がない時にも食べられる食材で夏を乗り切ってはいかがでしょうか。
男性30人に聞いた夏場の汗対策
対策をしていても汗をかいてしまうことはあると思います。
冒頭で紹介した方法も良いですが、実際に同年代の男性はどのような対策をしているか気になりますよね。
そこで筆者の身近にいる20代~30代の男性30人にアンケートを実施しました。
手軽に始められる対策ばかりであるため参考にしてみてください。
【20代~30代の男性30人に聞いた夏場の汗対策】
1位:制汗剤を使う(16人)
手軽に対策でき、持ち運びやすいことから圧倒的に多い回答となりました。
特にロールオンタイプとボディシートのどちらも常備している方が多く、1日の中で午前中・昼食後・夕方頃の3回使用していることが多いようです。
人気の商品は使いやすさ・買いやすさの観点から購入する方が多く、以下の通り。
- 8×4メンロールオンスマートシトラス(花王)(税込531円)
ドラッグストアやコンビニで購入でき、ピンポイントで対策できるためコスパが良いと評判の商品です。
「消臭効果があるので脇の下と背中によく使ってます。」
「休日もこれを塗ってから出かけてます。」
など高評価なコメントがありました。 - ビオレ さらさらパウダーシート ひんやりシトラスの香り [携帯用](花王)(税込239円)
こちらもコンビニで手軽に購入でき、ベタついた肌が一瞬でサラサラになる人気の商品です。
「シートが破れやすいのが気になるけど、ベタつき・テカりがとれるから使っている。」
「夏場じゃなくても常備している商品です。」
と人気が伺え、筆者自身も使い続けている商品です。
2位:速乾性のある服を着る(10人)
夏場は速乾性のある衣類を使用する方が多い結果となりました。
ドライインナーはもちろん、革靴やスーツも夏用を購入し、2年ごとに買い替えている方もいるようです。
洗濯機で洗えるウォッシャブルスーツも販売されているため、汗をかく前提で仕事用品を新調しても良いかもしれません。
速乾性のある衣類かひと目で分からない商品も多いため、初めて購入する時は店員さんに教えてもらうことをおすすめします。
3位:特に何もしていない(4人)
夏場に特に対策をしていない方もいるようです。
何もしないというよりは「大きめのハンカチを持ち歩く」「飲み物をスポーツドリンクにする」など、ちょっとした変化を実践しているとのこと。
中には、汗をかきにくい体質であるため本当に何もしていない方や、男性ばかりの職場で汗や臭いを気にしていない方もいました。
アンケートの結果、汗対策をしている方がほとんどで対象者の職業は外勤が18人、内勤が12人であり、外回りの多い方にも参考になる内容だと思われます。
筆者自身、夏場は制汗剤と水分ミネラルウォーターを必ず持ち歩き、最近はボディソープも爽やかな商品に変えました。
夏場の汗対策はスーツで働く社会人にとって大きな課題でもあるため、身近な方に聞いてみても良いかもしれませんね。
おわりに
汗のニオイの原因と対策について紹介しました。
外回りが多い方は夏場の汗について、どうにかしたいと悩みを持つ方も多いはずです。
手軽にできることは制汗剤を使うことですが、日頃の食生活を見直し健康的な身体を目指してみてはいかがでしょうか。
筆者の場合、水分補給をこまめにすることで臭いやベタつきを抑えることができたため、体内に入れるものが大切だと実感しています。
また職種により汗をかくタイミングも異なるため、身近な方に対策法を聞いてみることもおすすめです。
今年の夏は紹介した対策方法で快適に過ごしてみてください。
ベタつきや汗臭さを抑えるだけで仕事へのモチベーションが上がり、客先でも好印象になるはずです。
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