雨も多く気温が上がりジメジメした日が増えてくる6月。
身体もだるく気分が上がらない日もありますよね。
憂鬱な気持ちを吹っ飛ばすためにも、旬の食材を食べて栄養を取り入れていくのはいかがでしょうか。
そんな6月に旬を迎える食材をご紹介します。
また、雨だからこそおうちで友人と一緒に料理を作って楽しめるようなレシピもご紹介します。
6月に旬を迎える野菜
色鮮やかな野菜が出始めるこの季節は目でも楽しむことができます。
- トマト
原産地はアンデスの高地で、ヨーロッパに渡った16世紀には毒があると思われていたので観賞用でしたが、19世紀から食用として栽培され始めたそうです。
リコピンをはじめビタミンCやカリウム、クエン酸、ペクチンなどの栄養素が豊富に含まれ、健康や美容、疲労回復作用や便秘改善の効果にも期待できます。
オリーブオイルと合わせたり熱を加えると、リコピンの吸収率が上がるといわれているため、カプレーゼやマリネ、ミネストローネなどがおすすめです。 - とうもろこし
ポップコーン、穀物、家畜の飼料など色んな用途がありますが、私たちが普段食べているのは、「スイートコーン」というもっとも甘い品種です。
身体のエネルギー源となる炭水化物を主として、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン群、リノール酸、食物繊維、そしてカルシウム、マグネシウムなどの各種ミネラルをバランスよく含んでいます。
旬のとうもろこしを味わうなら、ゆでる・蒸すなどをしてそのまま食べるのがおすすめです。
水からゆでるとジューシーに、お湯からゆでるとシャキッとした食感になります。 - パプリカ
100g以上の大型の肉厚ピーマンをパプリカと呼び、赤や黄、オレンジなどカラフルです。他にも紫や黒、茶、白といっためずらしい色もあります。
ピーマンと比べるとビタミンCは約2倍、カロテンは約7倍あるとされています。
青臭さや苦みがなく、甘くて、食感がジューシーなので、煮込み料理の他、サラダなどの生食もおすすめです。
オーブントースターなどで皮が真っ黒になるまで加熱してから皮をむいて食べると、より一層甘みが増します。
6月に旬を迎える果物
この時期の果物は果汁がたっぷり含まれているのが特徴です。
- さくらんぼ
甘味や酸味、香りのバランスがよく、プチッと弾けるような食感を楽しむことができます。
栽培が難しく気候条件に合う地域が限られているので、生産量が少なくとても高価な果物で「赤い宝石」と呼ばれるほど。
糖質、ビタミンA、B、Cや葉酸、リン、カリウム、鉄分などが含まれ、利尿、むくみ、気管支炎の消炎、疲労による食欲不振、美肌に効果があるそうです。
鉄分の含有量は果物のトップであり、カロチンはりんごや桃にくらべて4~5倍。
妊婦に良いと言われている葉酸もわりと多く含み、造血や発育に欠かせないビタミンです。 - アンズ
酸味が強いため、生食よりもジャムや洋菓子などに加工されることが多い果物となります。
アンズはβカロテンが非常に多い果物です。
βカロテンはアンチエイジングや視力の保持、強い抗酸化作用により脳卒中や心筋梗塞の予防にも効果があるといわれています。
同じく高血圧予防に役立つとされるカリウムも多く含んでいます。
また、リンゴ酸やクエン酸も多く含まれ、疲労回復の他にも、血行をよくするため冷え性にも効くようです。
6月に旬を迎える魚介類
6月は栄養が豊富な魚がたくさん出回ります。
- 鮎
鮎は北海道南部から朝鮮半島、ベトナム北部など東アジア一帯に分布し、その多くは日本の河川に遡上します。
代表的な川魚であり、日本の淡水魚でいちばん食べられている魚です。
豊かな自然の恵みをたっぷり取り入れて育つ鮎はミネラルやカルシウムも多く、栄養価も高いです。
鮎のたんぱく質は煮ても焼いても変化せず、 一匹で成人に一日必要な量を1/4も摂取することができます。
定番の塩焼きで食べるのは一番ですが、干物にしても美味しく食べられます。 - いわし
いくつか種類がありますが、一般的にスーパーなどで売っている「まいわし」の旬がこの時期です。
EPAやDHAを多く含むため、生活習慣病の予防に効果があると言われています。
また、髪や肌の健康を保ったり口内炎の予防にも役立つビタミンB2が豊富に含まれていること、さらに“泳ぐカルシウム”と言われるほどカルシウムが豊富です。
生ではとろりとしていて、火を加えるとふっくらとした食感が楽しめるので、刺身、塩焼き、煮付けなどのほか、蒲焼きやつみれ汁、なめろう、さんが焼きなど多くの調理方法で味わうことができます。 - イサキ
漢字では「伊佐木」と書き、北海道・東北を除く多くの地域で古くから食べ親しまれてきた魚だけに、クロブタ、クッカ、イッサキなど、地方によって多くの呼び名があります。
イサキは低カロリーで低コレステロールの魚です。
ビタミンDが豊富でカルシウムの吸収を助ける働きがあり、DHAとEPAも多く含まれているため、動脈硬化の予防につながります。
旬のイサキは鯛にも劣らないと言われるほどで、特に産卵前の脂の乗ったイサキは刺身や塩焼きでいただくと絶品です。
旬の食材を使った料理
とうもろこしのスパイシースティック春巻き
スティックなので食べやすく、スパイシーな味付けでお酒がすすみます。
- 材料
春巻きの皮 8枚
豚ひき肉 80g
とうもろこし ½本
玉ねぎ ⅙個
ケチャップ 大さじ1と½
ウスターソース 小さじ1
チリパウダー 小さじ1
塩 少々
こしょう少々
水溶き小麦 - 作り方
1.とうもろこしの実を包丁で切り取る。玉ねぎはみじん切りにする。
2.フライパンにサラダ油を引いて熱し、玉ねぎを炒め、色が透明になったら豚ひき肉を加えて中火で色が変わるまで炒める。とうもろこし、ケチャップ、ウスターソース、チリパウダー、塩、こしょうを加えて炒め合わせ、粗熱を取る。
3.春巻きの皮をひし形に置き、2を乗せて手前からクルクルと巻き上げ、巻き終わりを水溶き小麦で留める。
4.フライパンに深さ1cmの油を入れて170℃に熱し、3を巻き終わりを下にして並べ入れる。
5.両面がきつね色になったら完成。
パプリカのマリネ
カラフルなパプリカでお洒落な前菜になります。
- 材料
パプリカ2色 各1個
リンゴ酢 大さじ3
塩 小さじ½
砂糖 大さじ1と½
レモン汁 大さじ½
オリーブオイル 大さじ3 - 作り方
1.パプリカを3cm幅に切る。グリルに水を張り、中火で両面に軽く焼き色をつける。
2.リンゴ酢、塩、砂糖、レモン汁の順に混ぜ合わせ、最後にオリーブオイルを加えて乳化するまでよく混ぜる。
3.グリルしたパプリカを熱いうちに2に浸し、冷蔵庫で一晩ねかせたら完成。
一口さくらんぼゼリー
簡単で見た目も可愛いデザートです。
- 材料
さくらんぼ 18粒
水 100ml
粉寒天 3g
アセロラドリンク 200ml
砂糖 大さじ2 - 作り方
1.鍋に水、粉寒天を入れて混ぜ合わせ、火にかける。
2.沸騰してから1〜2分しっかり煮る。火からおろし、アセロラドリンクと砂糖を加えて混ぜ合わせる。
3.製氷皿に2を均等に注ぎ入れ、さくらんぼを一つずつ入れる。
4.粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間冷やし固めたら完成。
イサキのアクアパッツァ
見た目も華やかで豪華なので、おもてなし料理にピッタリです。
参考:イサキのアクアパッツァ | kurashiru
お花トマトサラダ
カプレーゼを可愛らしくお花の形にすることでパーティーでも喜ばれます。
参考:お花トマトサラダ | cookpad
おわりに
6月に旬を迎える食材をご紹介しました。
レシピを参考に友達と一緒に料理を楽しむ時間を過ごしてみるのもいいですね。
他にも旬の食材を使ったレシピはたくさんあります。
旬の食材は栄養も豊富でたくさん出回っているのでぜひ積極的に取り入れてみてはいかかでしょうか。
旬の食材を使ったレシピはご紹介した以外にもまだありますので、ぜひお気に入りの料理を見つけてみてください。
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