自然の中で1人で過ごすソロキャンプは気ままに自分だけの時間を存分に楽しめる最高の空間です。
中でも外で作って食べる料理はソロキャンプの楽しみの1つです。
普段の生活ではやったことがないものやあえてボリューム感がある料理にチャレンジして1人で食べたりと、出来上がった料理をかみしめながらゆったり過ごす時間は最高の体験です。
今回は初心者でも簡単でとっても美味しいキャンプ料理と調理道具、一緒に飲んでほしいお酒について紹介します。
初心者でも簡単に作れるキャンプ料理3選
ソロキャンプでの料理は大自然の中で自分で1から完成させるため、作ったときの達成感と、美味しい料理を堪能できる充実感が生まれます。
今回は初心者向けで、現地での手間も少なくて簡単に作れる料理3選を紹介します。
無水野菜ジュースカレー
出典:ソトレシピ
水の代わりに野菜ジュースを使った水を一切使わない野菜ジュースカレーを紹介します。
料理研究家のリュウジさんや有名な料理Youtuberもレシピを考案するぐらい人気のメニューです。
キャンプ場では水場が遠かったり、水場の数が少ないところもありますが、野菜ジュースを使うため水汲みの手間が省けます。
手間が少ないだけでなく、野菜ジュースを使うことで更に美味しくなります。
野菜ジュースには様々な種類の野菜のエキスがたっぷり入っているため、まるで一晩置いたカレーのようなコクと旨みが出てとっても美味しく仕上がります。
具材はカットが不要なミックスベジタブル、ブロック肉を用意しましょう。
カレーが好きな方はもちろん、誰でも簡単にできるのでキャンプ経験が少ない方でも美味しく作れます。
- 材料 (1人分)
野菜ジュース 200ml
豚ひき肉 100g
カレールー 1皿分
ミックスベジタブル 1袋
サラダ油 適量
にんにく(チューブ) 適量
作り方
- 鍋に油をひいた後ににんにくを入れて着火させます。にんにくの香りが出たらひき肉を入れて炒めます。
- ひき肉に火が通ったらミックスベジタブルを入れてサッと炒めたら野菜ジュースを入れて沸騰するまで煮込みます。
- 沸騰したらアクを取り火を止めてルーを入れます。
- ルーが溶けたら再度火をかけて1,2分で温まったなと思ったら火を止めて完成です。
参考:無水野菜ジュースカレー
サバとトマト缶チキンラーメン
出典:ファッションボックス
トマト缶とさば缶、チキンラーメンを使った缶詰×インスタントラーメンのアレンジレシピです。
材料は3つで鍋に入れて煮込むだけ。出来上がったら鍋ごと食べても1人なので周りを気にすることなく味わえます。
ラーメンが好きな方はもちろん、夜の〆や朝ごはんにもおすすめ。
味付けを変えたいなと思ったらチーズを入れて楽しんでみてください。
- 材料(1人分)
チキンラーメン 1袋
水 200mL
トマト缶 1缶(300g)
サバ缶(水煮) 1缶
作り方
- まずはトマト缶を開けてトマトペーストと水を入れて沸騰させます。
- 沸騰したらサバを2切れとサバ缶の汁を一緒に加えて混ぜながらほぐしていきます。
- スープが沸騰したらチキンラーメンを入れて1分煮込んで完成です。
焼くだけで完成できる時短ローストビーフ
最後は牛肉のブロック肉を丸ごと使ったローストビーフです。
一見難しそうなイメージかもしれませんが、事前の仕込みをしておけば後は焼いて作るだけでできる簡単でキャンプにも最適な料理です。
ローストビーフは、冷蔵庫から取り出して肉にスパイスをすりこませて常温になった状態で焼くため、持ち運んでいる中で肉が暖かくなり到着する頃にはちょうどよい温度になります。
ただし、暑い日は鮮度を考えてクーラーや発砲ケースに入れて持っていきましょう。
- 材料(1人分)
牛肉ブロック(赤身が多いものがおすすめ) 200g
赤ワイン 100㏄
バター 大さじ1
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ1
お好みの塩やハーブやガーリックテイストのスパイス
作り方
- 冷蔵庫で冷やした肉に塩やスパイスをすりこんでいきます。目安はお肉の表面にスパイスがまんべんなく覆われるぐらいです。
- すりこんだ後はキッチンペーパーに覆い常温に戻します。当日下ごしらえをして持っていく場合は、現地へ向かっている間に常温に戻すため時間をおく必要はありません。現地に到着したら火を起こしフライパンで焼くだけ。
- トングを使って肉の面をしっかり焼いたら完成です。
参考:ローストビーフ
キャンプに行くなら持っていくべき必要最低限の調理器具
1人だけとはいえ、初めてのソロキャンプで必要な道具や食材など色々そろえると気づけば荷物がいっぱいになりがちです。
特に調理場がないため、火の準備や網、まな板や包丁、鍋、フライパンなどを考え出すときりがありません。
ソロキャンプデビューしたいけれど、高価なものをいきなり買うのはハードルが高い、手頃なものから始めたいという方は、最低限の調理道具をそろえておくだけでも十分に楽しめます。
この章では用意しておくと便利な、キャンプの調理道具を紹介していきます。
片付けラクチンインスタントコンロ
出典:楽天市場
炭や網などバーベキューに必要な炭や着火剤、アミなど焼き場で必要な道具がセットになった簡易コンロです。
燃焼時間は大体90分程度でバーベキューはもちろん、ブロック肉などの大きな食材も焼けます。
1回使い切りのためそのまま捨てるため後片付けもラクチン。管理もやりやすくサイズもコンパクトなものが多いため初心者におすすめのグッズです。
値段は300~1,500円。使い切りコンロのため、まずは手軽に始めてみたいという方におすすめのグッズです。
炊飯から煮物、焼き物までできるメスティン
出典:楽天市場
アルミ製の弁当箱のような形をした飯ごうで1合程度のご飯を炊くことができます。
元々はお米を炊く目的で作られていましたが、煮物やスープ、炒めものにも使えるアウトドア用の調理道具です。
価格は500~3,500円で売られています。
サイズは様々でお米1合〜3合程度まで炊けます。
お米を炊く場合は1合に対してお水180mlを入れて夏であれば30分、冬であれば60分程度お米を水に吸わせた後、ふたをしめて中火で20分程炊きます。
炊き上がりの合図はぱちぱちと音が鳴った時。
火を消してメスティンに入れたままひっくり返してタオルにくるんで20分経てば美味しいごはんが完成します。
使い慣れたら蒸し料理や炒めもの、煮物など様々な料理でも活用できる優れもので持っていて困らない調理道具です。
ラーメンクッカー
出典:amazon
ラーメンクッカーは野外で即席ラーメンやカレーを作るための打ってつけのアイテム。
具材を入れて煮込むだけの簡単な過程で料理ができるため、キャンプに慣れていないデビューしたての方や手軽に調理したい方におすすめです。
形状は様々ですが、袋麺を調理したいなら、角型ラーメンクッカーがベストです。棒ラーメンを調理したい時は底が深い形状になった深型が良いでしょう。
500ml~1000mlまでありますが、1人だけであればサイズは500mlサイズで十分です。
値段は1,000~4,500円で自宅用として使うこともできます。
ソロキャンプ料理がさらに楽しくなるお酒グッズ
1人で味わうキャンプ料理を更に盛り上げてくれる相棒といえばお酒。
持ち込んだ缶ビールやお酒をそのまま開けて飲んでも美味しいですが、野外だからこそ美味しくなるお酒グッズを紹介します。
保冷缶ホルダー
最初の1杯と言えば缶ビール。持ち運ぶ前はキンキンに冷えていても時間が経つとぬるくなってしまいます。
そんなお悩みを解決するグッズが保冷缶ホルダー。冷たいまま長時間冷えた状態でキープできる便利なグッズで、お値段は大体1,000~2,000円で売られています。
アイスクーラースリーブ
2杯目に日本酒やワインを飲みたいという方は外気からお酒を守ってくれるアイスクーラースリーブを使ってみてください。
アイスクーラースリーブは携帯用のワインクーラーで、冷蔵庫で冷やした日本酒やワインボトルにそのままか被せるだけで保冷できるグッズです。
また保冷だけではなく、移動中の衝撃予防もできます。お値段は1,000~3,000円で売られています。
ショットグラス
ショットグラスはウイスキーやバーボンをストレートで飲むアイテムですが、日本酒のおちょことしても使えるアイテムです。
ガラスが厚めのものが多いため割れにくいですが、材質が異なるものもありお気に入りのショットグラスを持って楽しんだり、寝る前にちびちび飲みながら焚火を楽しんだりすることも良いでしょう。
おわりに
ソロキャンプでは普段の生活では作らないような料理に気楽にチャレンジできることがメリットです。
既に調理や加工された食材を使うことで料理に慣れていなくても美味しくできます。
100円均一でキャンプグッズを揃えられるため手頃な価格で始められます。
今回は初心者でもできる簡単レシピ、キャンプ飯に必要な道具、料理が更に楽しくなる一緒に持ってきてほしいお酒グッズを紹介しました。
まずは簡単な所からソロキャンプデビューをしてみましょう。
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