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12月に旬を迎える食材と旬の食材を使ったレシピをご紹介!

12月は本格的に寒くなってくる季節です。
地方によっては雪が降るところもあります。また、一年の中で1番昼が短くなる冬至も迎えます。

クリスマスや忘年会などのイベントも多く、人と集まる機会が増える季節でもあります。
さらに新年を迎える準備もあり、まさに師走と言われる時期となります。

冬が旬の食材は身体の冷えを取り除いて温めてくれます。
寒くなるこの季節、旬の食材を積極的に摂って、忙しい12月を乗り切りましょう。

この記事では、12月に旬を迎える食材をご紹介します。


12月に旬を迎える野菜


冬に旬を迎える野菜は、寒さで凍ることがないよう、細胞に糖を蓄積します。
そのため糖度の高い野菜が多く、食べた時に甘くておいしいと感じます。

  • 大根
    スーパーで年中見かける野菜ですが、冬が旬です。
    根菜のイメージがありますが、大根の葉も食材として使える上に栄養価も高く、緑黄色野菜のひとつとされています。また、根の部分は淡色野菜でもあります。
    最も多く流通している種類は青首大根であり、旬は10月~3月、12月は最盛期ともいえる時期でもあります。
    大根は用途が非常に広い食材です。
    根の部分はおでんの具材、ふろふき大根やブリ大根などの煮物やあんかけ、シチューの具材や大根ステーキ、または大根おろしにして雪見鍋や焼き魚の薬味、キムチや沢庵などの漬物にも使われます。
    その中でも特におすすめしたいのが汁物の具材であり、12月であれば特に「豚汁」がイチオシです。
    大根の葉は、細かく刻んで「大根の葉のチャーハン」にするのがおいしいです。
  • かぶ
    かぶはチンゲンサイや白菜、菜の花、キャベツなどと同じくアブラナの一種です。
    日本では古くから親しまれてきた野菜の一つで、全国各地にわたり沢山の品種が栽培されてきました。
    かぶの旬は11月~3月で、胃もたれなどを予防するアミラーゼを豊富に含んでいます。
    アミラーゼは加熱に弱いため、生で食べるのもおすすめです。
    葉部分にも多く栄養を含んでいるので捨てずに調理しましょう。
    かぶを使った人気料理は煮物、サラダ、蒸し物です。
    別名で「すずな」とも言われ、春の七草のひとつでもあります。
  • 小松菜
    江戸時代に、小松川(東京の江戸川区周辺)で栽培されていたことから小松菜と名付けられたといわれています。
    小松菜は1年中出回っている野菜ですが、旬は冬で耐寒性があり、霜にあたることで甘みがアップしておいしさも増します。
    β-カロテンやビタミンB群、ビタミンK、鉄分、カルシウムなどの栄養がたっぷり。
    ビタミンKは鼻血などの際に血を止めるはたらきや、骨の健康維持に役立つとされる栄養素です。
    丈夫な体作りを手助けしてくれるカルシウムは、ほうれん草の3倍以上含まれているといわれています。
    また、小松菜はアクが少ないため、下茹でが不要で食べやすい野菜です。
    油炒めにしたりおひたしにしたりと使い勝手がよく、冬の食卓におすすめの食材です。
  • 芽キャベツ
    キャベツを小さくしたようなかわいらしい見た目の芽キャベツ。
    キャベツと同じアブラナ科ですが、別の野菜で旬の時期も異なり、キャベツは春ごろに旬を迎えますが、芽キャベツは11~3月と冬に旬を迎えます。
    芽キャベツには鉄分やビタミンA、ビタミンCなどが多く含まれています。
    抗酸化作用があり風邪予防などに期待ができるビタミンCは、キャベツよりも含有量が豊富。体調を崩しやすい12月にぴったりの野菜です。
    芽キャベツは、巻が固く苦味が強いため下茹でしてから食べるのが基本です。
    調理法は、スープやシチューに入れたり、炒めたりして食べるのがおすすめですよ。


12月に旬を迎える果物


冬は多くの柑橘類が旬を迎えます。
そのまま食べるのはもちろん、お料理に使ったり、ジャムなどに加工して食べるのもおすすめです。

  • みかん
    冬の果実の代表ともいえるみかん。出回っているみかんは温州みかんというものです。
    中国からきた柑橘が元となって日本で生まれた品種といわれています。
    みかんには、ビタミン類、葉酸、カリウムなどの栄養が豊富に含まれ、健康や美容に効果を発揮します。
    ビタミン類は、肌荒れ対策に有効です。
    ほかにも高血圧や動脈硬化への対策としては、水溶性食物繊維のペクチンが期待できます。
    みかんの栄養は果皮や可食部のまわりの白い筋のような部分に多く含まれます。
    みかんの栄養を十分に生かすためには、普段は捨てがちな筋や皮の部分も食べたほうがよいことになりますが、なかなか難しいところですね。
    みかんの皮を干したものは「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、漢方の生薬として利用されるほか、七味トウガラシの原料の一つとしても使われています。
  • ゆず
    ゆずは奈良時代から栽培されているといわれている果物です。
    みかんなどと一緒の柑橘類ですが、皮が硬い・酸っぱい・種が多いなどの理由からそのまま食べるのには向いていません。
    皮や果汁を料理やお菓子、ドリンクなどの風味づけとして使うのが一般的です。
    そんなゆずには、カリウムやビタミンCが多く含まれています。
    みかんと同様に風邪予防や美肌効果などに期待できる食材です。
  • ブンタン
    ブンタンはザボンとも呼ばれる中国原産の果物で、冬が旬となります。
    大きな実が特徴のプチプチ食感の果実は、冬の柑橘類の中でも食べごたえのある種類の一つです。
    ブンタンをデザートとしてそのまま食べてもおいしいですが、ジャムに加工するのも良いです。
    厚い白い皮の部分は砂糖をまぶしてピールにして食べることができます。
    実の大きなフルーツなので、切り分けていろいろな食べ方を試してみてはいかがでしょうか。


12月に旬を迎える魚介類


寒くなるこの季節、魚は脂がのって美味しくなっていきます。
温かい鍋料理にも魚介をたっぷり入れたいですね。

  • たら
    たらはスーパーなどで1年中見かける魚ですが、12~3月に産卵期に向けて浅場に上がってくるため、もっとも流通する時期だといわれています。
    オスの白子も発達してくる時期のため、たらの身だけでなく白子もおいしい時期。
    寒くなればなるほど旬を迎えるため、鍋の具材として定番でもあります。
    たらは、脂質が少なくたんぱく質が多い魚です。
    他にも貧血予防などに役立つビタミンB12が含まれています。
    白子とたらの身を一緒に食べるなら、昆布だしの鍋がおすすめです。
    たらは他にもムニエルなどの洋食にも向いています。
    クセがなくたんぱくな味わいなので、さまざまな料理に合いますよ。
  • 牡蠣
    牡蠣は、種類によって旬が異なります。
    11~4月に旬を迎えるのが真牡蠣です。真牡蠣は産卵後(産卵期:6~9月)栄養が減るため、産卵に向けて栄養を蓄える冬が旬となります。
    夏に旬を迎える岩牡蠣と比べて小ぶりですが、うま味が凝縮していてクリーミーな味わいを楽しむことができます。
    旬の時期を迎える牡蠣は、生で食べるのが一番おいしいとされています。
    他にも、炊き込みご飯やホイル焼きにしても良いですね。
    牡蠣は、ビタミン類・亜鉛などのミネラルが豊富です。
    亜鉛は皮膚炎や味覚障害などの予防や、免疫力の向上に役立つといわれています。
    おいしいだけではなく、栄養がたっぷりなのも魅力です。
  • あんこう
    あんこうは、地域によって異なる場合もありますが11~3月が旬です。
    肝が肥大化する12~2月が特においしい時期といわれています。
    国内では山口県の下関や福島県、茨城県などで漁獲されています。
    あんこうは、栄養がたっぷり含まれる魚です。身の部分は、脂質が少なくナイアシンやビタミンB12などが含まれています。
    ナイアシンは、二日酔いの防止や血行促進効果のあるビタミンBのひとつで、ビタミンB12は貧血予防に役立ちます。肝の部分は、脂溶性のビタミンA、D、Eなどが含まれていて、身・肝の部分ともに栄養価の高い魚です。
    骨以外は全て食べられるあんこうですが、旬を迎えたあんこうは肝が一番おいしい部分。
    産卵期を迎える前に栄養を蓄えるため、肝臓の脂質が増加し肝が大きくなり、濃厚な味わいが楽しめます。
    そのため、あんこうの肝はシンプルに蒸してポン酢などでいただくのがおすすめ。
    もちろん、身と肝を入れた鍋もこの時期にぴったりです。


旬の食材を使った料理


寒くなってくる季節ですので、身体を温めてくれる野菜や温かい料理を積極的に摂ると良いですね。
12月に旬を迎える食材を使ったレシピをご紹介します。

かぶの挽肉トロトロあんかけ

やわらかくとても食べやすいです。
あんかけなので身体も温まります。

  • 材料(2人分)
    かぶ(葉も) 2個
    挽肉 100g
    顆粒だし 小さじ1
    しょうゆ 大さじ1.5
    酒 大さじ1
    砂糖 小さじ1
    片栗粉(水で溶く) 大さじ1
  • 作り方
    1.かぶは8等分に切る。葉は4〜5cmに切る。
    2.鍋に水200ccぐらいと顆粒だし、酒、砂糖、しょうゆを入れ、かぶ・挽肉を加えて煮る。
    3.煮えたら、水溶き片栗粉でからめて完成。

大根の煮物

おいしい大根の煮物を作るには、甘みが強い真中の部分を使いましょう。
煮物は出来たてもおいしいですが、しばらく置いておくと味がしっかりとしみて、更においしくいただけます。

  • 材料(2人分)
    大根 200〜250g
    水 ½カップ
    しょうゆ 大さじ1と½
    酒、みりん 各大さじ1
    砂糖 大さじ½
    ごま油 大さじ1
  • 作り方
    1.大根は2cm厚さの輪切りにしてから皮をむき、1切れを2等分にする。
    2.鍋に水、しょうゆ、酒、みりん、砂糖、ごま油と1の大根を入れてフタをし、強火にかける。
    3.沸騰したら中火にし、大根に竹串がスーっと通るまで煮たら完成。

芽キャベツのトリュフロースト

クリスマス料理の付け合わせとしてこの季節に出てくる芽キャベツ。
少し焦げるくらいまでローストした芽キャベツはカリッとしておいしいです。

  • 材料(2人分)
    芽キャベツ 20〜22個
    塩、こしょう 少々
    (A)
    トリュフペースト 大さじ3
    オリーブ油 大さじ3
  • 作り方
    1.芽キャベツは芯の根元をうすく切りおとし、変色した葉は取りのぞく。
    2.Aを混ぜて芽キャベツにまぶし、耐熱皿に並べる。180℃に熱したオーブンに入れて20〜30分焼く。
    3.最後に軽く塩、こしょうをふって完成。

たらのアクアパッツァ

雪が降る頃がおいしいと言われるたら(鱈)は淡白な白身魚で、脂肪が少なくてヘルシーです。
アクアパッツァは見た目にも鮮やかでクリスマスメニューにもピッタリです。
参考:フライパンで超簡単タラのアクアパッツァ | cookpad

みかんのケーキ

みかんはそのまま食べても良いですが、まるごと使ってケーキにしてみるのはいかがでしょうか。
オシャレなスイーツで女子会も盛り上がります。
参考:みかんのケーキ | みんなのきょうの料理


おわりに


12月に旬を迎える食材をご紹介しました。
寒さが厳しくなってきますが、おいしい旬の食材を上手く取り入れていきましょう。

クリスマスや忘年会など、人が集まる時に作ってみんなで食べるのも楽しいですね。旬の食材を使ったレシピはご紹介した以外にもまだありますので、ぜひお気に入りの料理を見つけてみてください。

参考:季節を味わう12月の旬 | kurashiru

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