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11月17日解禁!ボジョレーヌーボーが愛される理由とおつまみを紹介

2022年もボジョレーヌーボーの解禁まで1か月となりました。

お酒好きな方はもちろん、普段お酒を飲まない方でもボジョレーヌーボーだけは毎年飲んでいるという方も多いでしょう。
私も普段はビールや酎ハイが多いですが、ボジョレーヌーボーは毎年飲んでいます。

ワインが苦手な方もボジョレーヌーボーを飲むとワインへの意識が変わるでしょう。
ご家族やご友人と飲める1本を見つけましょう。

今回はワインが未経験の方でも飲みたくなるボジョレーヌーボーの魅力をご紹介します。


ボジョレーヌーボーの誕生と歴史


多くの方が1年の中で最も楽しみにしている「ボジョレーヌーボーの解禁」。
解禁まであと1か月、今から待ち遠しい方も多いのではないでしょうか。

ボジョレーヌーボーはフランスのボジョレー地区で、その年に収穫されたぶどう「ガメイ種」から造られる新酒のワインです。

産地・歴史・解禁日・キャッチフレーズを知ることで理解が深まり、より飲みたくなるでしょう。

ボジョレーヌーボーの産地

ボジョレー地区はフランス・パリの東南に位置するブルゴーニュ地方の南部、美食の町リヨンからは北部に広がる場所にあります。

標高が高いわりに気候は温厚で日当たりもよく上質なワインをつくる環境に適しており、古代ローマの時代からぶどう造りの歴史と伝統があり、1年間を通して美味しいワインを楽しめる産地になります。

ボジョレーヌーボーの歴史

ボジョレー地区でのワイン造りは紀元前125年までさかのぼりローマ人とガリア人が始めたと言われています。

ある時季にフランスでは軍隊へのワインの供給を確保するためにワインの出荷を早めるという省令が出されました。

これに対しボジョレーの新酒を通常よりも早くしたいというボジョレー生産者協会から申請があり、解禁を待たずに今現在から販売出来るワインとしてボジョレーヌーボーが誕生。

後にボジョレーの帝王と呼ばれる「ジョルジュ デュブッフ氏」は、青年時代自ら造った白ワインを瓶詰めし、直接近所のレストランを自転車で回り販売していました。

次第に一流のシェフから認められる様になり、赤ワインの生産にも本格的に取り組みはじめ、ボジョレーの生産者を1軒1軒回り自らの鼻と舌で優秀な生産者を探し始めました。

そして1964年に大規模なワイン生産を始めるために「ジョルジェ デュブッフ社」を設立、3年後にもっと多くの方にボジョレーのワインを知ってもらいたいという想いから、ワインの解禁日を大々的なイベントで実施。

デュブッフ氏の挑戦は大ヒットし、世界中にボジョレーヌーボーが知られ、多くの人から愛されるようになりました。

ボジョレーヌーボーの解禁日

ボジョレーヌーボーが世界中で愛されるようになると、質の悪いワインも市場に出回るようになり、ボジョレーの評判が落ちる可能性を危惧したフランス政府は、ワインの品質を下げないために解禁日を設定しました。

当時は11月15日が解禁日でしたが、フランスは安息日に働かないという決まりがあり、運送がストップし出荷できないというアクシデントが発生。

フランス政府は安息日に重ならない日として「11月の第3木曜日午前0時」に解禁日を再設定しました。

ただ日付変更線の関係上、日本ではフランスよりも早く解禁日を迎えます。
2022年は11月17日なので楽しみです。

ボジョレーヌーボーのキャッチフレーズ

ボジョレーヌーボーで話題の1つになるのが「キャッチフレーズ」。
2022年はまだ決まっていませんが、ボジョレーの味と同じくらい注目されています。

ボジョレーワイン委員会がその年のボジョレーヌーボーの出来や特徴を評価した上で発表します。

過去5年間は以下の通りです。

  • 2017年「豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい」
  • 2018年「理想的な条件のもと、素晴らしいヴィンテージへの期待高まる」
  • 2019年「量は少なくても品質は有望な出来栄えに」
  • 2020年「偉大なヴィンテージ 濃縮ワイン」
  • 2021年「挑戦の末たどり着いた、納得のヌーヴォー」

参考:Winomi

これらのキャッチコピーを参考にしてボジョレーヌーボーを飲んだ後に、キャッチコピー大会を開催しても楽しくワインを飲めるでしょう。

美味しいワインを味わいながら、多くの方と一緒に楽しめるので、ぜひ飲んでみてください。


美味しい飲み方とおすすめの種類


ボジョレーヌーボーは歴史や生産地を知ることで、より飲みたくなるワインです。
美味しい飲み方とおすすめの種類をご紹介しますので、ワインを選ぶ際の参考にしてください。

美味しい飲み方

ボジョレーヌーボーは冷蔵庫で軽く冷やしてから飲むのがおすすめ。
収穫したばかりのブドウから造られる為渋味が少なく、冷やした方がフレッシュでフルーティな味わいを感じられます。

また、自宅にあるワイングラスでも問題ありませんが、ボジョレーはフレッシュな味わいを楽しむのが醍醐味のため、より美味しく飲むには小ぶりのワイングラスが良いでしょう。

様々なワインにあう万能なワイングラスを用意しておくと、どんなワインでも美味しく飲めます。
例えばガブリエルグラスやジャンシスグラスが該当します。

ボジョレーヌーボーのおすすめ

実はボジョレーヌーボーにも様々な種類と格付けがあり、上級とされるものから4段階あります。

  1. クリュ・ドゥ・ボジョレー
  2. ボジョレー・ヴィラージュ
  3. ボジョレー・スペリユール
  4. ボジョレー

好みによる部分がありますが、贈り物等にはボジョレー・ヴィラージュ以上が良いでしょう。

ワインを選ぶポイントとして「生産者」「表記」「酒蔵方法」があります。
それぞれご説明します。

  • 生産者で選ぶ
    初めてワインを飲む方はどのワインを飲むか迷うこともあるでしょう。その時は「有名な生産者」から選びましょう。
    「ジョルジュ・デュブッフ」や「アンリ・フェッシ」が挙げられます。
  • 表記で選ぶ
    深い味わいを楽しみたい方は「VV」の表記があるものを選びましょう。
    VVはVIEILLES VIGNES(ヴィエィユ・ヴィーニュ)の略で樹齢30年以上の古いブドウの果実から造られたワインを示すものです。
    VVの表記があるワインは、深みがあり複雑で面白い味わいに仕上がる傾向にあると言われています。
  • 醸造方法で選ぶ
    醸造方法には下記2種類あります。
    マセラシオン・ボジョレー法:一般的なものに比べフレッシュさが抑えられ、よりブドウの個性が表現された味わい。
    マセラシオン・カルボニック法:フレッシュな味わいが特徴

上記を踏まえておすすめのワインを2つご紹介します。

最高金賞を5度受賞し、不動のポジションを築いたエリック氏のボジョレーです。
辛口ですが美味しく飲める1本です。

ボジョレーヌーボーコンクール2020年最高金賞受賞、ボジョレーヌーボーコンクール2015/2017/2019年金賞受賞したワインです。
確かな味を堪能できます、

他にも良いボジョレーは沢山あるので、ご自身にあった最高の1本を見つけてください。


一緒に食べるとさらにボジョレーヌーボーが好きになる料理


ボジョレーヌーボーにあう料理は、豪快なステーキよりもあっさりとした鶏肉料理や煮込み料理、野菜やきのこをメインにした料理がおすすめ。

エリンギ・しめじ・えのきを炒めたアヒージョやチキンの香草焼き、ロールキャベツやアクアパッツァなどが良いでしょう。

フレッシュ感が強いボジョレーヌーボーは、甘みのある料理と合わせやすく食事を楽しめるでしょう。


おわりに


2022年は11月17日(木)に解禁されるボジョレーヌーボー。
生産者や表記、醸造方法の違いを知ることでご自身に合うワインを見つけやすくなります。

ボジョレーに合う料理を作り1人でゆっくり味わったり、休日に友達と一緒に飲み会でボジョレーを飲んだりしても良いでしょう。

ぜひ、ご自身に合う最高の1本を見つけてください。

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