今回のテーマは「大豆ミート」です。
今やファーストフード店を始めとする多くの飲食店で、専用のメニューが用意されています。
そのため聞いて驚かれる方が少なくなってきたように思います。
大豆ミートは環境・健康を配慮して作られた食材です。
そんな食材に興味が湧いて食べたことがある方は、肉と比較しても美味しく食べられたことに驚いたのではないでしょうか。
しかし、調理に手間がかかると思われている方が多いためか、取り入れている家庭はまだまだ少ないように感じます。
そこで調理方法を調べてみました。
これまで使われてきた肉のようにとても簡単に扱えることが分かりましたし、美味しく栄養バランスが良い上、低カロリーというとても優れた食材でもありました。
晩飯はラーメンや牛丼等の低たんぱく高糖質高脂質な食事になりがちです。
太り易い体質であったり、普段の食事から体型維持を意識されている方は、大豆ミートを取り入れてみてはいかがでしょうか。
体型維持やダイエットをする上で、とても役立つと思いますし、安価であるという点もとても有難いです。
大豆ミートの種類や入手方法、簡単レシピについて紹介します。
大豆ミートの種類
大豆ミートは、大豆を原料とした大豆の油分をしぼり出して加熱・加圧し、高温乾燥させた加工食品です。
「ソイミート」「ベジミート」「大豆肉」とも呼ばれ、肉のような食感に仕立てた植物性たんぱく質食品です。
代替肉としても注目されています。
従来は、ベジタリアンやヴィーガンといった菜食主義の方向けの食品というイメージが強かったですが、近年は健康食として女性や健康志向の強い方からも人気を集めています。
市販されているものは、水やお湯で戻してから使う「乾燥タイプ」が一般的ですが、使い勝手の良い「レトルトタイプ」や「冷凍タイプ」もあり、用途に応じた使い分けができるため便利です。
仕事で忙しく買い物に行く時間がない方は、賞味期限が長く買い置きができる「乾燥タイプ」がおすすめです。
また、形状も「ミンチ」「フィレ」「ブロック」の3タイプに分けられます。
それぞれを料理に応じて使い分ければ、より肉に近い見た目や食感を楽しむことができます。
初心者の方は、まずは扱い易い「ミンチ」タイプがおすすめです。
大豆ミートは高たんぱくで低脂質
出典:大豆ミートでキレイやせ
大豆は畑の肉と呼ばれるほど、高たんぱくな食品です。
さらに大豆ミートは製造過程で油分を取り除いているため、脂肪の含有量が少なく低カロリーです。
上の画像を見てわかるように、豚肉と比較すると高たんぱく低脂質であることが分かります。
体型維持やダイエットを意識されている方にはとてもおすすめです。
また、水に戻した大豆ミート100gには、およそ5.9gの食物繊維(水溶性)が含まれています。
文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」の粒状大豆たんぱく質(乾燥・可食部100g)を戻して3倍量になる。という情報を元に計算しています。
食物繊維が豊富な食品としてイメージを持たれているカットワカメ(水に戻したもの)は3.2g、カットゴボウは6.1gですので、カットゴボウと同等の食物繊維を含んでいることが分かります。
食物繊維を多く含むことにより、腹持ちが良くなり食べ過ぎ防止と腸内環境のバランスを整えることにも繋がります。
参考:やせる! たんぱく質たっぷり! 大豆ミートレシピ
大豆ミートは入手しやすくお財布にも優しい
大豆ミートを購入できるスーパーマーケットとネットショップを紹介します。
スーパーマーケット
- 西友
- イオン
- サミット
- OKストア
- 業務スーパー
ネットショップ
数多くのスーパーマーケット、ネットショップでも販売されており、入手しやすく身近な存在であることが分かります。
ただ、家庭で使う上で心配されることの1つに価格面があると思います。
環境・健康に配慮して作られているものは価格が高くなりがちです。
しかし、実は肉と同等の価格で使用可能です。
今回は、「ダイズラボ 大豆の肉乾燥ミンチ(100g420円)」 を例に紹介します。
乾燥タイプのものは、水あるいはお湯で戻す必要があります。
上記商品でいえば、沸かした湯にひたす場合は約3分、ゆでる場合は約1分かけて戻します。
100g420円は高い印象を受けるかもしれませんが、戻すと約3倍の量になるため、実質約300gで420円であり、100g換算で価格を計算すると140円です。
この価格は肉と同等の価格であることが分かります。
その価格で高たんぱく低脂質な食材を食べられることはお財布に優しく、普段の生活に取り入れやすいといえます。
また乾燥タイプは長期保存も可能なので買い置きできる点も有難いです。
作り置きできる簡単ヘルシー大豆ミートレシピ
体型維持やダイエットを意識されていて、帰りが遅くあまり調理時間が取れない方に、おすすめな作り置きできるレシピを紹介します。
レシピを紹介する前に、改めて大豆ミート(乾燥タイプ)の戻し方について紹介します。
- 大豆ミートを水あるいは湯で戻す。(戻し時間は商品パッケージを参照)
- もみ洗いをする。
- 水気をしっかりと切る
この手順で戻したら、ここから下味を付けて肉と同様に料理を行います。
大豆ミートの生姜焼き
出典:大豆ミートでキレイやせ
- 材料(2人分)
乾燥した大豆ミートフィレ・・・70g
玉ねぎ・・・ 1/2個
サラダ油・・・小さじ2
キャベツのせん切り、ミニトマト・・・各適量
A
鶏ガラスープのもと・・・小さじ 1/4
塩・・・ひとつまみ
B
酒、しょうゆ・・・各大さじ1
和風だしの素・・・小さじ1/2 - 準備
玉ねぎは薄切りにする。
Bはまぜ合わせる。 - 作り方
1.フライパンに水210ml、大豆ミート、Aを入れて中火にかけ、水分がなくなるまでゆでる。
2.大豆ミートを端に寄せ、あいたスペースにサラダ油、玉ねぎを入れていためる。
3.玉ねぎがしんなりとしてきたら全体をいため合わせ、Bを加えてからめる。
4.器に盛り、キャベツ、ミニトマトを添える。
保存の目安は冷蔵庫で約3日間です。
レンチン肉味噌そぼろ
出典:大豆ミートでキレイやせ
- 材料(2人分)
乾燥した大豆ミートミンチ・・・50g
だし・・・150ml
A
にんにく、しょうが 共にすりおろし・・・各小さじ1/2
酒・・・大さじ2
味噌・・・大さじ1
豆板醤・・・小さじ1/3 - 作り方
1.耐熱ボウルに大豆ミート、 だしを入れ、 ラップをふんわりとかけて電子レンジで3分加熱する。
2.一度とり出し、 Aを加えて軽くまぜ、 再びラップをかけて電子レンジで2分加熱する。
3.とり出してそのままあら熱をとる。
保存の目安は冷蔵庫で約5日間です。
いかがでしょうか。
見た目は肉と比較しても遜色ありません。
食べてみても肉の食感で美味しく頂けます。
肉のようですが脂が少ないためさっぱりとした味わいです。
脂が少ないにも関わらず柔らかさも兼ね備えています。
今回紹介したそぼろは単体でも美味しく頂けますが、多くの料理に組み合わせることも可能です。
いずれもちょっとした工夫でできるので、参考の本を見て作ってみてください。
- レタス包み
- チンゲンサイの中華風そぼろいため
- 韓国風そぼろともやしのナムル
- 和風そぼろ入り卵焼き
参考:大豆ミートでキレイやせ
料理に合わせてそぼろの味付けを変えることで料理の幅も生まれます。
自分の好みの味付けで楽しんでください。
その他のレシピについては、普段から作られている肉料理の肉を大豆ミートに置き換えて頂ければ良いと思います。
たったそれだけで、多くのレシピは手順を変えることなく料理可能なため、普段の生活に取り入れやすいです。
乾燥タイプのレシピを紹介しましたが、一番扱いやすいものはミンチタイプです。
煮物料理を作られた際に、煮立った鍋にミンチタイプをふりかけて煮込むだけで、簡単に具材を一品追加できます。
大豆ミートはヘルシーな食材でありながら、アレンジがきく食材です。
ぜひ使ってみてください。
おわりに
高たんぱく低脂質な大豆ミートについて紹介しました。
体型維持、ダイエットをされている方に特におすすめです。
美味しくて低カロリーな上、簡単に調理ができるとても優れた食材であることが分かって頂けたと思います。
さらにスーパーやネットショップでも容易に入手でき、とても身近な存在になっています。
お財布に優しい点もとても有難いです。
太り易い体質の方は、まずは晩飯の一品目を置き換えて、高たんぱく低脂質な食事を取り入れ、太りにくい食生活・献立にしてみてはいかがでしょうか。
体調の変化を感じられると思います。
食事を美味しく楽しむためにも活用していきましょう。
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