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そうめんとひやむぎの違いとは?それぞれのルーツや絶品レシピを紹介

夏の暑い時期の食卓で活躍してくれる「ひやむぎ」と「そうめん」。
筆者が実家にいた時に母がよく作ってくれた思い出があります。

今年も夏になり、そうめんを買いに行ったとき「ひやむぎ」を見つけてふと思ったことがあります。
「そうめんとひやむぎって見た目は似てるけど何か違いがあるのかな。『冷や麦』と書かれているくらいだから、ひやむぎの方が冷えたりするのかな」と、気になり始めたので調べてみました。

今回はひやむぎとそうめんの原材料や製造過程の違い、生まれたルーツと絶品レシピについて紹介します。


ひやむぎとそうめんの歴史


そうめん

そうめんは、約1700年前の奈良時代に中国から伝わった索餅(さくべい)という小麦粉と米の粉を練り、縄のようにねじったお菓子が元と言われています。
その後鎌倉時代から室町時代に、中国から麺を手延べする方法が伝わり索麺(そうめん)が誕生。後に今の名前である素麺(そうめん)になったと言われています。

ひやむぎ

ひやむぎの起源は室町時代にあるとされており、切り麦(きりむぎ)という、うどんを細く切って作られたものだったそうです。
その切り麦を冷やして食べるのをひやむぎ(冷麦)、茹でて熱々のうちに食べるのをあつむぎ(熱麦)と呼び、今のひやむぎに繋がっていると言われています。

それぞれの原材料と製法について

原材料・製法の比較

ひやむぎもそうめんも小麦粉と塩、水で作られています。
しかし全国乾麺協同組合連合会によると、原材料は一緒でも、製造と製法において違いがあり、「太さ」の定義が定められているのをご存じでしょうか。
参考:冷や麦とそうめんの違い

製造方法

ひやむぎもそうめんも、作り方には違いがあります。

  • ひやむぎ:直径1.3mm以上1.7mm未満で、製造工程の中で板や麺棒などの道具を使い、伸ばし切ったりします。
    そうめんより太さがあるため、麺のコシや食べごたえを感じやすいです。
  • そうめん:直径1.3mm未満で、挽き臼で挽いた細かい小麦粉の生地に油を薄く塗り、手を使って伸ばし作ります。
    細いのでつるつるとしたのどごしの良さが特徴的です。


なぜひやむぎに色違いが入っているのか


ひやむぎに色付き麵が入っているのは、「そうめん」との違いを出すためだそうです。

子供のころ、色付き麺を見つけたときはいつも兄弟と取り合いっこした記憶があります。
色あせない思い出をくれた「ひやむぎ」は、区別するために色付き麺を入れたのが始まりと言われています。

また、「涼身を演出する」意味もあると言われており、赤や緑の彩りを加えると白が引き立ち、より涼やかに感じられ食欲を刺激する効果も狙っているそうです。

最近ではメーカーによっては、そうめんにも色付き麺をいれて販売するケースもあるようです。


ひやむぎ・そうめんを使った絶品レシピ4選


そうめんとひやむぎどちらでも作れる、筆者が実際食べてみた絶品レシピを紹介します。

それぞれの特徴などで、つるつるとのど越しを楽しみたい方は「そうめん」、しっかりとした食べ応えを楽しみたい方は「ひやむぎ」と気分によって変えてみるのも良いですね。

①トマトとツナの冷製カッペリーニ風

出典:kurashiru「そうめんで!トマトとツナの冷製カッペリーニ風」

夏の暑い日に食べたいアレンジレシピです。

ひやむぎまたはそうめんを、オリーブオイルとポン酢、レモン汁で和え冷製カッペリーニ風に。
さっぱりとしたトマトとツナの相性も抜群で、仕上げに大葉を乗せてさわやかな香りを楽しめます。

いつもと違うものが食べたいときにもぴったりなので、ぜひお試しください。

②さっぱり塩そうめん

出典:kurashiru「さっぱり塩そうめん」

夏の暑い日にピッタリのさっぱり系の素麺です。

もちろんひやむぎでも楽しむことができ、味付けはシンプルですが程よい塩気とごま油の香りが食欲をそそり、スルスルとお箸が進みます。

時短で簡単に作れるのでおすすめです。

③素麺リメイクオムレツ

出典:cookpad「余った素麺救済★素麺リメイクオムレツ」

ひやむぎ・そうめんで簡単リメイクレシピ。
いつものオムレツに麺を加えていつもと違う食感を楽しめます。

チーズのトロリ感と麵を入れることでボリュームもあり、一品料理として大活躍です。

④豚しゃぶおろしぶっかけそうめん

出典:kurashiru「豚しゃぶおろしぶっかけそうめん」

いつものそうめんやひやむぎに、豚しゃぶと大根おろしを乗せてボリュームたっぷりでさっぱりと食べられる一品にアレンジしました。
ごま油の香ばしい風味が食欲をそそります。

アクセントに生姜を加えても美味しかったです。


おわりに


そうめんとひやむぎのルーツの違いや絶品レシピを紹介しました。
本格的な夏に入り、食べる機会も多くなると思います。

原料や形は同じですが、選ぶ際や食べる際に、麺の太さなどについて意識するといつもと違った楽しみ方ができると思います。
暑い夏にさっぱりと冷たい麺類。イメージするだけで食欲が湧いてきますね。

絶品レシピを片手に、冷たく弾力のあるひやむぎや、のどごしの良いそうめんを食べながら、今年も暑い夏を乗り越えていきましょう。

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