新年度も3ヶ月が過ぎようとしています。
新生活にも慣れてきて、普段の生活にアクセントが欲しいと思っている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事は、アクセントに「アンティーク食器」を購入しようと考えている方に向けて書きました。
しかし、アンティーク調の食器は、高価でなかなか手が届きにくい。そんなイメージがあります。
そこで、価格帯ごとにおすすめの食器をご紹介します。
本題に入る前に、古くて価値がある意味でよく使われる「アンティーク」という言葉と、同じような意味で使われる「ビンテージ」について、どういう言葉なのか説明していきます。
- アンティーク
骨董品・古美術品・年代物の家具など古いものを指す言葉です。
フランス語で「骨董品」や「古美術品」という意味の「antique」は、実際に100年以上前に作られ、美術品レベルの収集価値があるものを指すことが多いです。
参考:コトバンク「アンティーク」 - ビンテージ
綴りによって2つの意味があると言われています。
①ブドウの収穫年のことや、良質のブドウが収穫された年を表記した極上のぶどう酒。
フランス語の「vendange」が語源で、「vin=ワイン」「age=年齢」になることからワインに関係する言葉となりました。
地域や収穫年によってワインの味や風味が変わるそうです。
中でも美味しくできた当たり年のワインを「ビンテージイヤー」という言葉があるように、お店にいくと「何年もの」と美味しいワインとして紹介されています。
②年代物の機械製品。また、その年式・型
英語の「vintage」が語源で、「age=~の時代」を含む言葉。
ワインの他にもギターやジーンズといった「特定の逸品」であったり、「古いが価値の高いもの」として使われるようになりました。
100年未満、10年以上前の時間が経つことで良さが引き立ったものが「ビンテージ」と呼ばれます。
参考:コトバンク「ビンテージ」
「アンティーク」の意味や、「ビンテージ」との違いが分かったところで、本題に入っていきます。
ウェッジウッドのカップ&ソーサー
出典:英国雑貨トゥーシェ
今回オススメしたい食器はティーカップ、ソーサーです。
- メーカー:Wedgwood ウェッジウッド
- 製造国:イギリス
- 推定年代:1878-1891年頃
- サイズ:カップ(約高さ5.2cm×直径8.5cm)、ソーサー(約直径13.8cm)
- 価格:30,800円(税込)
イギリス・フランス・イタリア・ドイツなどの雑貨・アクセサリを扱っている英国雑貨トゥーシェのティーカップです。
英国の名窯ウェッジウッドの1878-1891年頃の作品です。
ウェッジウッドとはイギリスの伝統的な食器ブランドの一つ、ウェッジウッドは約260年という歴史があります。
1730-1795年に活躍した「イギリス陶芸の父」と呼ばれたジョサイア・ウェッジウッドが立ち上げました。
真ん中にある落ち葉や、全体に薄いピンクのデザインが特徴的です。
在宅の疲れがたまる中、午後に紅茶を飲みながらほっとひと息するのはいかがでしょうか。
ショワジールロワ・ダービーの前菜皿
次にオススメしたいのが前菜皿です。
- メーカー:CHOISY LE ROI DERBY
- 製造国:フランス
- 推定年代:1900年前後
- サイズ:約幅24.5cm×長さ13cm×高さ3-4cm
- 価格:10,780円(税込)
イギリス、フランスのインテリア雑貨を扱うお店のMALTOの前菜皿です。
メーカーはフランスアンティーク (CHOISY LE ROI DERBY )ショワジールロワ・ダービー ラヴィエ で、さわやかなブルーのデザインが魅力です。
ここまでは、アンティークならではの高級感もありますが、手が届かないほどでもない価格帯の食器をご紹介しました。
ジアン窯のデザート皿
出典:チェルシーオールド
ここからは、より手に取りやすい価格帯のアンティーク食器をご紹介します。
最後にオススメするのがデザート皿です。
- メーカー:ジアン
- 製造国:フランス
- 推定年代:1821年〜
- サイズ:直径18.5×高さ2㎝
- 価格:2,750円(税込)
イギリス、フランスアンティーク家具&雑貨を販売・通販をおこなっている岐阜のアンティークショップ、チェルシーオールドのジアン窯のデザート皿です。
ジアン窯とは1821年にフランス内陸部ロワール地方の街ジアンで創業した陶器会社。
イギリス人実業家トマス・エドム・フルム(通称 HALL = ホール)によって開窯され、現在に至るまで陶磁器の生産を続けている由緒ある陶芸です。
ブルーで爽やかな花柄がポイントで、デザートやパンを乗せて、優雅なティータイムにピッタリです。
お手頃価格のものなので、これから日常生活にアンティークを取り入れたいとお考えの方にはぴったりではないでしょうか?
おわりに
今回は、海外アンティークのオシャレ食器をご紹介しました。
私自身も食器をいろいろ調べるにあたり、いろいろな歴史や数多くの食器に触れ、とても興味を持ちました。
さらに使ってみたいとも思いました。
普段なかなか手が届かないと思われていた海外食器も身近にあり、買いやすいです。
ぜひご自身で使ってみて、日常生活にアクセント加える体験をしてみてはいかがでしょうか。
また自分用にだけでなく、家族や友人、恋人に普段言えない感謝の気持ちとして贈り物するのもすごく喜ばれると思います。
たとえ遠くに離れていても大事な方の笑顔を思い出すきっかけになれば食卓も楽しくなります。
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