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なぜこたつにみかん?本当に猫はこたつで丸くなる?詳しくはこちら

すっかり寒くなってきましたね。

皆さんは冬の暖房機器は何をお使いですか?
ファンヒーター?電気カーペット?

やっぱり冬といえばこたつでしょう。
こたつに入ってのんびりしていると睡魔に襲われて熟睡してしまうといった経験が多々あります。

働き詰めの毎日でしたが、年末年始のまとまった休みで仕事から解放されてのんびりしていると、普段考えたことがなかったことにふと気づきました。

なぜこたつにはみかん?
また、なぜ猫がこたつで丸くなるのか?

つい気になってしまったので調べてみました。


冬の暖房機器「こたつ」


こたつの起源は室町時代にあります。
当時のこたつは、消えかけの炭に灰をかぶせ、囲炉裏の上に脚のついた台を置いて、布団をかぶせるというものでした。

江戸時代になると、囲炉裏の上に櫓(やぐら)を組み布団をかぶせるスタイルに変わりました。
江戸時代から囲炉裏を床より下にし、床の高さに足場として櫓を置き、さらに一段高い櫓を組んで、上から布団をかぶせたものを「掘りごたつ」と呼んでいたそうです。

また、現代で掘りごたつと呼ばれているものは江戸時代では「腰こたつ」とも呼ばれていたそうです。
現代の電気こたつは大正時代末期に誕生しましたが、普及したのは戦後以降だそうです。

参考:https://rekijin.com/?p=18780


なぜこたつにみかんなの?


「こたつにみかん」という言葉に聞き馴染みがある方もいらっしゃると思います。
最近ではインターネットで「こたつみかん」という商品も販売されています。

出典:国華園Yahoo!ショップ

年末のスーパーでは大量のみかんが並ぶほどとても定着していると思います。
ここではなぜこたつとみかんのゴールデンコンビが誕生したのかを解説していきます。

比較するために、冬が旬の果物も挙げてみます。

  • イチゴ
  • リンゴ
  • みかん
  • ゆず
  • レモン
  • キウイ

その中でもみかんはこたつに入りながら食べるにはとても都合がいいところがあります。

イチゴだと食べるために冷蔵庫まで行かないといけません。
リンゴや柿は台所で皮をむく必要があります。

その点みかんは常温で2~3週間保存できるため、こたつの上の籠(かご)にまとめ置きして、好きなときに食べることができます。
また、みかんには栄養素がたっぷり含まれています。

【ビタミンC】

・強い抗酸化作用があり風邪などの病気に対する抵抗力を強めるはたらきがあるといわれています。
・シワやシミなどを防ぐ働きがあり、美肌効果にも期待できます。

【ビタミンE】

ビタミンEにも抗酸化作用があり、身体の酸化を防ぐはたらきがあるといわれています。
そのため、酸化が原因となる老化や動脈硬化の予防が期待できます。

【カリウム】

余分な塩分を排出するはたらきがあり、塩分の摂りすぎなどを調整してくれることにより、高血圧の予防や改善の効果が期待できます。

【食物繊維】

腸内細菌のはたらきを助ける効果があるとされているため、食物繊維を摂取することで、腸内環境が整う可能性があります。
この他にも食物繊維には、血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな効果が期待できます。
参考:https://www.euglab.jp/column/nutrition/000548.html

「こたつにみかん」という言葉。
筆者が考えるに、みかん農家が売り上げを上げるために言い出したのかもしれませんが、ここまで栄養が豊富なら食べても損はないと思いました。

また、みかんは長期保存ができることと、食べる時に手間がかからないなど、とてもこたつと相性のいい果物といっても過言ではないです。


猫がこたつで丸くなるのはホント?


みかんの他にも、こたつとセットで出てくるものがあります。

童謡「ゆき」の歌詞には「猫はこたつで丸くなる」と。
こちらについても調べてみました。

そもそも猫が丸くなって寝る理由は2点あります。

・体温維持

手足を縮めて体を丸くするのは、表面積を小さくして熱の拡散を少なくする効果があります。
体の熱を内部に閉じ込めることによって、体温を維持して温かく眠ることができるようです。

・防御策の名残

体を丸くするのは、敵から身を守るための防御策の名残でもあるといわれています。
急所であるお腹を隠し、自分の身を守ると同時に安心感も得られるのかもしれません。

しかし、猫が丸まって寝る姿はこたつの中ではなくふかふかの布団の上の方が多く見られるそうです。

この姿は「アンモニャイト」と呼ばれているそうで、ほんのり温かさを感じるこたつ布団の上でよく見られるそうです。
一方、こたつの中の猫はというと、丸くなるどころか長く伸びた状態になるそうです。

なぜかというと、猫にとってこたつの中は「暗い」、「狭い」、「暖かい」と安心できる環境が揃っているためだそうです。
つまり、猫はこたつの中では丸くならないが、暖かいこたつ布団の上では丸くなるということです。

もし猫を飼っているお宅で猫が丸まらずに伸びの状態で無防備にもお腹を見せて寝ている姿をしていたら、その家が猫にとって安心できる環境といっても間違いがないのかもしれません。

参考:https://cat.benesse.ne.jp/lovecat/content/?id=63120


おわりに


冬にみかんを摂取するのは風邪を引かないよう、健康な状態で寒い冬を乗り越えるためというちゃんとした理由があるのだと知りました。

猫が状況によって寝るポーズが違うということがわかりましたが、昔から日本人とペットは切っても切り離せないとても身近な存在なのだということにも気づきました。

この冬も栄養豊富なみかんを食べ、健康にも注意して寒い冬を乗り越えていきましょう。

 

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