あなたは居酒屋の2時間コースを30分で切り上げることができるか?
かつて私は、合コンの幹事という立場ながら、開始から30分で飲み会をお開きにして解散したことがあります。
いやいや、正確には30分にも満たない時間だったと思います。
なぜそんなことになったのか?
会社の後輩3人♂を引き連れて、4対4の合計8人での合コンの席です。あなただったら切り上げることができるでしょうか。
多くの人は「合コンでこんなイヤな思いをした」「失敗だった」「外れだった」と話しつつもしっかりと2時間のコースを堪能しています。
私も普段ならそうです。
ですが、その範疇を超える事態が起こったので、やむにやまれず開始30分で「本日はこれまで!」を決めたのです。その結果とっても有意義な体験になりました。
それがタイトルに書いた唐揚げ食べ放題女の出現です。
今回は、その経緯について書きたいと思います。
そもそも合コンで唐揚げ食べ放題を期待する女
お店を決めたのは私。
東京新橋にあるごくごく普通の居酒屋で開催された合コンでした。
相手女性は27〜30歳の面々。
そのうち、お世辞にも容姿が整っているとは言えない女性Aが、自己紹介の途中に、突如口を開いたのです。
そうです、この女性Aが『唐揚げ食べ放題女』なんです。
女性A「えーー、唐揚げ食べ放題じゃないのー?!!」
私「え、なんのこと。。?」
女性A「今日は唐揚げ食べ放題だと思ったのに!」
女性A曰く、「店舗のHPをひらくとそのトップに【当店唐揚げ食べ放題やっています】という宣伝文句がデカデカと映し出される」とのこと。
私は全然気づいていなかったので、サイトを見せてもらったときは素直に「まあ勘違いしても仕方ないな」と思ったのですが、、
私「あ、サイトにありましたね。」
男A「え、そうなの?!」
男B「あるある」
私「ごめん、頼んでるコースには唐揚げ食べ放題は無いんだ」
女性A「なんでなんでー」
私「ごめんねー」
女性A「なんでなんでー」
なんでそんなに食べたいのだろう?と思いましたが、ここはグッと堪えて、
私「そんなに食べたいなら、、、単品で頼もうか?、、唐揚げ。」
女性A「そうじゃなくてー、食べ放題で食べたかったのにー」
女性B、C、D「あー、わかるー」
おお、ここで同調してくるのか、女性陣。
とはいっても、すでにコースを予約しているから変更は別料金がかかる…
女性A「もー、楽しみにしてたのにー」
私「ごめんね」
と、この辺で、後輩3人♂がだいぶシラケた雰囲気になってきています。
そりゃ、顔面偏差値そこそこの女性Aにここまで言われてご機嫌取ってる先輩なんて、後輩からすると見たくはないでしょう(おそらく)
女性A「なんでわかんないかな〜、女の子みんな楽しみにしていたのに〜」
私「ごめんね〜。単品で頼もうか?」
女A「それは違うんだよな〜」
確かに、こちらも事前にコース内容の話をしなかったのはあるけれども、ここまでごねられると…
この問答がこのあとしばらく続き…ついに私は決断します。
私「よし。帰ろう。唐揚げなくてごめんねっ!。」
女性全員「?」
男全員「そうしよう〜!」
ささっと会計を済ませて(女性陣にはこのあとゆっくり女子会していいからね〜と言って予定通りお金はいただいて)退店!!!
飲み会の開始から30分程度の解散でした。
退店後のスカッとした爽快感は、お店に残って2時間を過ごしていたら味わえなかったでしょう。後輩からの羨望の眼差しは今でも覚えています。
いざとなったら帰っちゃったほうが良い!
私にとってこの「合コンを途中で帰る」という経験は、非常に大きいものになっています。
幹事にとってはせっかくの合コン。楽しみにしていたメンツもたくさんいるのはもちろん承知の上ですが、だからと言って不快な気持ちのまま2~3時間を過ごすのは、お互いにとってもメリットがありません。
時間の有効活用のためにも、精神をすり減らさないためにも、時には勇気を持ってその場で中止にしてしまうのも一つの方法ですね!!
ちなみに、この後行った男子会が盛り上がったのは言うまでもありません(笑)
以上、「30分で合コン解散!からあげ食べ放題女の驚異!」でした。
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