「ソフトドリンクではイマイチ盛り上がれないけれど、お酒を飲んだら頭痛が・・・」
そんな、アルコールが飲めない方は、飲み会になるとすこし寂しい思いをしますよね。
そんな時に、お酒を飲んでいる雰囲気を味わえる、おすすめの飲み物があります。
それは「ノンアルコールワイン」です。
ノンアルコールビールやカクテルも販売されていますが、それらと比べても美味しく、ちょっと贅沢な気分が味わえます。
ワインとほとんど変わらない味なので「普段は飲めるけど、車の運転があって・・・」という方や、「今日は休肝日」という方にもおすすめです。
そんな「ノンアルコールワイン」について、どのように作られているのかとおすすめの選び方についてお伝えします。
ノンアルコールワインの種類
「ノンアルコールワインって、ただのぶどうジュースでは?」
と思う方が多いのではないでしょうか。
実は普通のジュースと製造過程が全然違います。
ジュースは果実を絞ったものを指しますが、ノンアルコールワインはワインからアルコールを抜いて作られるのです。
そのため風味を失うことなく、ワイン本来の味を楽しむことができます。
前提として、日本の「ノンアルコール」と言われる物は、アルコール度数が1%未満の物を指します。(通常は3%以上)
ノンアルコール表記だからと言って、必ずしもアルコールが入っていない訳では無いので、ラベルや説明文をしっかり確認して購入する様にしましょう。
近年、ノンアルコールワインもネットショップや大型スーパーやワインショップ、近場ではコンビニ等色々な場所で見かけるようになりました。
作る際も、普通のぶどうとは違い、ワイン専用ぶどうである「メルロー」や「シャルドネ」が使われている物もあります。
普通のぶどうジュースとは一味も二味も違うワイン感が味わうことができます。
ノンアルコールワインの製造過程
ノンアルコールワインの製造方法は、主に以下の2通りの方法があります。
①はじめからアルコールを生成させない
一つ目は、そもそもワインを作る工程でアルコールが生成されないようにすることです。
アルコールは、ぶどうの糖分が酵母によって発酵することで発生します。
そのため、
- ぶどうの糖分を減らす
- 発酵を途中で止める
- アルコールが生成しにくい酵母を使う
などの方法でワイン中のアルコールを減らすことができます。
この作り方では、ぶどうの味わいや風味を損なったり、味が変化する場合がありますが、風味を保つための様々な工夫が凝らされています。
②脱アルコール製法
二つ目は、通常通り作ったワインからアルコールだけを取り出す方法です。
通常のワインを使用するので、味わいや風味が損なわれにくいという特徴があります。
そして、アルコールを取り出す方法は主に3つの方法があります。
・蒸留法
ワインを蒸留することで、アルコールを蒸発させ、取り除く方法です。
熱を加えると風味が変化してしまうため、真空状態にして蒸発する温度を下げるなどの工夫が凝らされています。
・逆浸透性法
特定のサイズの分子のみを通す、半透膜という膜を使用してアルコールと水分を分離します。
この方法ではアルコール以外の成分も一部混じるため、蒸留法などと組み合わせてアルコールのみを分離する手法が一般的です。
・揮発性物質回収法
減圧した環境下で遠心力を与え、アルコールを揮発させて他の成分と分離させる方法です。
熱などを与えないので、より風味を保ったままアルコールを分離することができる特徴があります。
ノンアルコールワインの選び方
普段の食事、飲み会、一人飲みやギフト等、ノンアルコールワインの注目も高まってきています。
上記にも記載しましたが、ぶどう感・ワイン感で選ぶことももちろん、甘口が辛口かで選ぶこともできます。
①好みの味で選ぶ
ノンアルコールワインにも赤・白、スパークリングがあります。
特にワイン感を味わいたい方は「スパークリング」を選ぶと良いでしょう。
冷やせば発泡性が強くなり、本当のスパークリングワインと同じ感覚で飲むことができます。
一緒に食べる料理や肴が決まっているなら、それが際立つワインを合わせても良いですね。
②飲む場所で選ぶ
家で一人で飲む時は手に入り易くリーズナブルな物に。
友達や恋人と飲む時は少し背伸びした物や高価な物を購入してみたり、安価な物から高級な物まで、色んなノンアルコールワインを試して共有するのも楽しみの一つとなります。
楽天市場のノンアルコールワインの人気ランキングが掲載されているので、まずはこちらで探してみると良いかもしれません。
③飲めない方・妊婦・運転する方に
上記にも記載しましたが、ノンアルコールワインと書かれていても少量含まれているものもあります。
たとえ微量でも飲み過ぎたりすると酔っ払ってしまうのできちんと商品説明を確認して飲む様にしましょう。
ノンアルコールワインが与える身体の影響
ノンアルコールワインはアルコール摂取を抑える事ができます。
スポーツマンや妊婦、飲み会ばかりの方にもアルコール度数0%を選べば、気軽に飲む事ができ、二日酔いやアルコール疲れもほぼ無いと思います。
しかし糖度が含まれている為、やはり大量に飲むのはおすすめできません。
通常のワインと同じで適度に嗜みましょう。
最後に
今回は、アルコールが飲めない方にも、肝臓を休めたい方にもおすすめできる「ノンアルコールワイン」についてお伝えしました。
ワインからアルコールを分離しているため、ほとんどワインと同じ味わいを楽しむことができます。
赤・白やスパークリングなど、ワインと同じように様々な種類があるので、ぜひ色々試して自分に合ったワインを是非探してみて下さい。
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