年が明けて10日ほど経ち、お正月気分も抜けてきたこの頃。
新型コロナウイルスの感染拡大により首都圏1都3県で緊急事態宣言が出されましたが、全国的に宣言が拡大していく可能性が出てきています。
そういったネガティブなニュースもありますが、こんな時こそ前向きに!
人と会う機会は減りますが、その分普段会えない家族や友人とオンラインでつながるなど、また違った楽しみ方ができますね。
さて今回は、飲み会で盛り上がる鉄板の話題、「地元(出身地)あるある」の一つ「お雑煮」についてお伝えしていきます。
実は地域によって全く材料や作り方が違う「お雑煮」。
新年の飲み会を盛り上げるネタとして使って頂けたらと思います。
みんな違ってみんな良い♪ 日本各地のご当地お雑煮について
お正月といえば、やっぱりお雑煮。
我が家では元旦の朝ごはんは必ずお雑煮が出てきますが、皆さんの家庭ではどうでしょうか?
お正月の風物詩でもあるお雑煮ですが、地域の文化や習わしが色濃く出る料理でもあり、地域差が大きいことで有名です。
例えば、関東では角餅が主流で、関西では丸餅が主流。
餅を焼く、もしくは焼いてから煮込む地方もあれば、そのまま煮込む地方もあります。
お雑煮のおつゆも、すまし・醤油ベースだったり、白味噌ベースだったり。
こちらのサイトより、全国各地のお雑煮を見てみると、
北海道、宮城県、新潟県のお雑煮は、「いくら」が入っているそうです。
香川県のお雑煮は、白味噌ベースのおつゆに「あん餅」を使っていたり、
奈良県のお雑煮は、別皿に「きな粉」が添えられていたり、
鳥取県のお雑煮は…、「ぜんざい」では?美味しいことは間違いないですが。
全国お雑煮図鑑では、日本全国のお雑煮とレシピを公開しています。
詳しく知りたい方はどうぞ。
他にも具沢山なお雑煮だったり、シンプルなお雑煮だったり
あなたが普段お正月に食べているお雑煮は、どんなお料理でしょうか?
「元日にお雑煮(お餅)を食べる」のは何故共通してるのか?
ご紹介したとおり、お雑煮は地域によって見た目も味も作り方も全く違う食べ物になります。
一方で「元日にお雑煮(お餅)を食べる」という点については、全国で共通しています。
最近では日本神話をモチーフにした
『稲を育てて強くなる和風アクションRPG』が話題になっており、
「稲作」や「お米」について注目が集まってきておりますが、
「お米」は神様にお供えするものとして最も重要なものであり、
「お米」を原料に作る「お酒」や「お餅」も、とても縁起の良いものとされています。
そもそも何故、お正月にお雑煮を食べるようになったのか、お雑煮の歴史について見ていきましょう。
雑煮の歴史は古く、室町時代頃にはすでに食されていたようです。当時、武士の宴会では必ず一番初めに酒の肴〔さかな〕として雑煮が振舞われていました。すなわち雑煮は宴の一番最初に食べる縁起のよい料理で、雑煮を食べなければ宴がはじまりませんでした。この習わしをもとに、一年の始まりである元日に雑煮を食べるようになったと言われています。当時餅の原料である米は高価なものであったため、一般庶民のお雑煮には餅の代わりに里芋が入っていたようです。江戸時代に入ると、一般庶民でも簡単に餅が手に入るようになり、北海道や沖縄を除いて全国的にお雑煮で正月を祝うようになりました。味噌味としょうゆ味、丸餅と角餅などの東西のお雑煮の違いは、江戸時代からすでにあったと考えられています。(現在では北海道でもお雑煮の食文化がありますが、それは明治以後に本州から移り住んだ人々が持ち込んだと考えられています。一方、沖縄には今も雑煮文化はありません。)
このように、お雑煮は宴の一番最初に食べる縁起の良い料理。
という武士の宴会の習わしをもとに、元日に雑煮を食べるようになり、その文化が全国に広まったとのこと。
こうしてみると、「元日」と「お雑煮(お餅)」という点だけ広まって、それ以外は、各地でローカライズされたのが、文化として残っていたのです。
沖縄にはお正月にお雑煮を食べる文化はないこと、ご存知でしたか?
こうして見ると、地域の特色や違いを知ることができて面白いですね。
それぞれ違うお正月の風景をシェアしよう!
今年の漢字、2020年は「密」になったそうですが、この1年でライフスタイルが大きく変化した人も多いと思います。
特にZOOM、Teams、 LINEなど、オンライン会議アプリを使った「オンライン飲み会」などがかなり普及した1年ともいえます。
オンラインで遠くの人と気軽にやりとりできる今こそ、遠くに引っ越した友人たちとオンライン飲み会を開催し、それぞれのお正月の風景をシェアしてみてはいかがでしょうか?
お雑煮以外にも、見慣れない地方の風習や、各地の方言の話でもりあがれるかもしれません。
「ユカリスタ」初めての方にも役立つ、幹事の可能性を拡げる情報をお届けします。