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お酒に詳しくなれる大人の教科書(クリスマスの定番シャンパンについて)

街はイルミネーションで色づきはじめ、お馴染みのクリスマスソングを耳にする機会も増えました。

アメリカではクリスマスにローストターキー(七面鳥の丸焼き)を食べるそうですが、
日本のクリスマスの定番といえばチキン、あるいはローストビーフなどが一般的だと思います。
そこにクリスマスケーキが加われば、立派なクリスマス料理のできあがり。

一方で、クリスマスらしいお酒といえばシャンパンが挙げられます。
普段はシャンパンを飲まない人も、クリスマスだけはシャンパンを飲んでいる。
なんていう人もいるのではないでしょうか?

そこで今回はクリスマスの定番、シャンパンについてお話したいと思います。

 

シャンパンってどんなお酒?スパークリングワインとの違いについて


シャンパンはぶどうを原料に作られる発泡性のお酒です。

以前、醸造酒の作り方について紹介した通り「原料」(ぶどうの果実)に含まれる「糖分」が酵母の働きによって、「アルコール」と「炭酸ガス」に分解されたものが発泡性ワインとなります。
※関連記事:お酒に詳しくなれる大人の教科書(原材料と製法の違いによるお酒の分類)

ではシャンパンはというと、一度アルコール発酵させて出来上がったワインに対し、糖と酵母を加えて瓶詰めし、再度、瓶の中でアルコール発酵させて作る「瓶内二次発酵」によって作られます。

このように伝統的な製法によって作られるシャンパンですが、「シャンパン」は「スパークリングワイン」のうちの一つのカテゴリーとされています。

「スパークリングワイン」は、一般には3気圧以上のガス圧を持った発泡性ワインの総称です。(3気圧以下のものは弱発泡性ワインといいます)。
その中で、「シャンパン」はフランスのシャンパーニュ地方でつくられ、かつフランスのワインの法律(AOC法:原産地呼称管理法)に規定された条件を満たしたもののみ名乗ることができる名称です。条件にはつくられる地域やぶどうの品種、栽培や伝統的製造方法(メソード トラディショナルと呼ばれる製法で、シャンパン製法とも呼ばれる)、アルコール度数などの項目があります。

引用:「シャンパン」と「スパークリングワイン」とはどう違うのですか?

このように規定された条件を満たしたものだけが「シャンパン」となります。

 

シャンパンの美味しい飲み方


せっかくのクリスマスだから、今年はシャンパンで乾杯してみたい。
だけど普段シャンパンを飲まないから、どうやって飲めば良いかわからない。
という方に、美味しいシャンパンの飲み方を紹介したいと思います。

基本的にシャンパンの飲み方や合わせる料理は、スパークリングワインと同じように考えて良いでしょう。

まずシャンパンを飲むときは、しっかりと冷やしてください。
シャンパンの飲み頃は4〜10℃程度です。
(目安:冷蔵庫に半日以上、または氷水で約20〜30分冷やす)
参考:お酒に詳しくなれる大人の教科書(こだわりワインのおいしい温度)

そして、シャンパンに合わせる料理は、
味の濃い料理や揚げ物など、口に残った料理の後味を、シャンパンによってリフレッシュさせる『洗い流しのマリアージュ』を意識した組み合わせにすることをお勧めします。
参考:お酒に詳しくなれる大人の教科書(ワインと料理の『マリアージュ』について)

とはいえ、シャンパンはいろんな料理と合わせやすくワインよりも飲みやすいという特徴があるので、あまり難しく考えず好きな料理と合わせてみてはいかがでしょうか。

 

今年のクリスマスはシャンパンで乾杯


今回はクリスマスの定番、シャンパンについて紹介しました。

シャンパンは口当たりが良く、多くの方にとって親しみやすい味わいであり、グラスに注がれた時の気泡が食事の豪華さをより演出してくれるため、まさにクリスマスにうってつけのお酒です。

今年のクリスマスはシャンパンで乾杯してみてはいかがですか?

 

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