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話題の代替肉とは?意外と知らないメリットと人気商品を実食した感想

最近、ヴィーガンの方やダイエットをする方も増えており、「代替肉」が話題となっています。
有名なカフェやハンバーガーチェーンでも、大豆ミートなどを使用した商品が出てきていますね。

今回は意外と知らない代替肉のメリットと、実際に食べてみた感想を紹介していきます。


代替食品の種類と話題の代替肉「大豆ミート」とは?


まず、代替肉とは大豆などの植物性の原料を使い、肉の食感に近づけた「代替食品」です。
代替食品の内、動物性原料を配合せず、植物性の原料のみを使用した食品を「プラントベース」と呼びますが、代替肉もこのプラントベースに含まれます。

しかし、日本で発売されているものは完全な植物由来の食品とは限らず、卵白や乳製品が含まれていることが多く、ヴィーガンの方は含まれている成分を確認する必要があります。

代替肉を始めとした味や見た目を模して、他の食材の代用となる「代替食品」は、グルテンフリーやアレルギー疾患へ対策できるものとして脚光を浴びています。

代替食品を大きく分けると下記の3つが挙げられます。

  1. 天然の食材が高価、希少であることを理由に作られた物
    山芋かば焼き、カニカマ、発泡酒、マーガリン等
  2. ヴィーガン、アレルギー疾患、健康志向の方の為に作られた物
    大豆やナッツ類による乳製品の代用 (豆乳、大豆ヨーグルト、アーモンドミルク)
    大豆による肉の代用(大豆ミート、大豆ナゲット)
    米粉などによる 小麦の代用(米粉パスタ、米粉パン)等
  3. 意外性を目的としたもの
    パーティやイベントの為に作られる商品(バッグの形をしたケーキ)等

代替肉は2の内の「肉の代用」に含まれ、大豆ミートや大豆ナゲットはスーパーやECサイトでも購入できます。

大豆ミートは、その形状ごとに3つに分類されるため、料理の種類や用途によって使い分けることができます。

  • ミンチタイプ
    挽肉の形をしている。ハンバーグや麻婆豆腐などにおすすめ
  • フィレタイプ
    バラ肉に近い形をしている。煮物や炒め物などにおすすめ
  • ブロックタイプ
    一口大のブロック肉の形をしている。カレーやシチュー、唐揚げなどにおすすめ

近年では、本物と変わらない食感や味の代替食品が登場しており、今後この市場はますます拡大していくのではないかと言われています。


意外と知らない代替肉のメリット


「動物性の原料を使用しない」ため、アレルギー体質の方や健康志向の方から注目を浴びていますが、注目の理由は私たちの健康面だけではありません。

実は、この代替肉は地球環境を守るための重要な役割にもなりつつあります。
地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスは、畜産業を通じて排出される割合も多いのです。

東京新聞(オンライン)によると、スーパーで並ぶ食肉のうち、豚肉1キロあたりの温室効果ガス排出量は7.8キロ、牛肉1キロあたりでは23.1キロにもおよぶとのことです。

日本の年間消費量は2018年時点で豚肉12キロ、牛肉6キロ。(農林水産省の食糧需給表より)
これだけの食用肉を生産するために排出される温室効果ガスをガソリンに換算すると、豚肉はガソリン約40リットル、牛肉は約60リットルに相当するという驚きの結果となります。
参考:東京新聞(オンライン)

代替肉は私たちの健康のためだけでなく、今後の地球環境のためにも取り入れていきたい食品ですね。


人気の代替肉を実際に食べてみた



健康のためにも地球環境のためにも重要な役割を担う「代替肉」。
しかしその味や食感は食肉用と比較してどうなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで筆者が実際に食べてみた感想をご紹介しますので、参考にしてみてください。

  • Green’s Vegetarian(グリーンベジタリアン)
    大豆ミートの和風ベジハンバーグ(80g×10個入り)(税込1,628円)
    参考:Green’s Vegetarian公式HP

グリーンベジタリアンはプラントベース食品の専門店です。
和風ベジハンバーグは冷凍されたハンバーグが10個入っており、タレは付いていません。
フライパンで焼いたらすぐに食べられるので、忙しい日の時短料理でも活用できます。

味は普通のハンバーグとあまり変わらない印象です。
大豆特有の風味や食感は全くなく、とても美味しく食べられました。
1個が80gと小ぶりでお弁当にも入れやすいサイズのため、普段の食事以外でも使いやすい商品でした。

  • marukome(マルコメ)
    大豆のお肉 中華風フィレ(5袋入り)(税込1,650円)
    参考:marukome公式HP

こちらはフィレ肉のように加工された商品です。
乾燥タイプは調理する前に湯戻しなどが必要ですが、中華風フィレはレトルトタイプでそのままフライパンで調理することができます。

またお肉に中華風味(鶏がら風)が下味として付いているため、野菜さえあれば簡単にお肉炒めを作ることができるのも嬉しいポイントです。

上記以外にも美味しく、簡単に調理できるよう工夫された商品も多くありますので、お気に入りの商品を見つけるのも楽しいかもしれません。


肉だけじゃない!魚も代替できる時代


引用:あづまフーズ株式会社

代替食品はお肉だけでなく、魚もあります。

「あづまフーズ」は次世代シーフードとして「グリーンサーフ」というブランドを立ち上げています。
商品はこんにゃく芋由来の代替刺身で「まるでマグロ」「まるでイカ」「まるでサーモン」の3種類があります。

グリーンサーフではさらに、おからと豆腐を原料に使ってふわふわの食感を再現した「代替ウナギ」や、新技術を駆使した「代替マサゴ」の改良に取り組んでいるそうです。

次世代の代替食はこちらのECサイトから購入できますので、興味のある方はぜひ、その味を試してみてください。
参考:グリーンサーフ公式HP


おわりに


ヴィーガンの方やダイエット・健康を意識される方が増えてきて「大豆ミート」を始めとした代替肉が世に出回ってきました。

まだまだコストの課題はあるものの、以前よりはずっと手に取りやすい商品も増えてきています。
健康のためにも、地球のためにも「まずは少し試してみよう」という気持ちで是非、日頃の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

これからも「食産業通信」では店舗関係者、飲食店利用者、飲食業界の未来を創造する情報を発信していきます。

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