2020年4月7日に緊急事態宣言が発表されて以降、さまざまな対応が求められています。
今回は、基本的なコロナ対策と飲食店の事例を紹介したいと思います。
コロナ対策の基本、三密を避けるための対策
まずコロナ対策として、一番に言われていることは「三密」を避けることです。
三密とは、
1.換気の悪い密閉空間
2.多数が集まる密集場所
3.間近で会話や発声をする密接場面
この三密を避ける目的は、集団発生(クラスター)を起こさないためで、この3つの条件が発生のリスクが高いと発表されています。
それ以外でも、一般的に行われているのが、マスクの着用、石鹸での手洗いと手の消毒、共用部分の消毒などがあります。
飲食店における主なコロナ対策
それでは飲食店に出来る三密の対策を見てみましょう。
緊急事態宣言が行われて以降、飲食店によっては休業している店舗もありますが、
対策を実施して営業を続けている店舗も多いです。
三密にも対応する主な対策はこちらです。
1.換気を行う。
飲食店のドアや窓を開けて、風通しのよい空間を作る。
4月になり、少し外でも暖かくなってきているので、オープンにしていると
換気が徹底されているお店だとわかりやすいので、お客様も入りやすくなりますね。
2.入店時に手の消毒を行う。
お店への入店時にスタッフが消毒を促すことで、お客様とのファーストコンタクトで安心と対策がしっかりされたお店と印象がつきますね。
3.席の間隔をあける
お客様同士の距離も気になるところなので、間隔を広くとったり、対面の席を使わず、片側のみに座るなど、お客様同士が対面にならないことも重要です。
4.時短を実施する
東京都では、4月10日に居酒屋を含む飲食店に営業時間を20時までとし、酒類の提供を19時までとする協力要請を出しました。
それに伴って営業時間を短くする店舗が多くなっています。
その他としては、店頭や店内に実施しているコロナ対策を掲載したりしています。
企業や自治体の様々なコロナ対策
日本全体がコロナ対策で閉鎖的な状況の中、さまざまな工夫を行い、コロナ危機を乗り越えようとしてます。
1.テイクアウト・デリバリーの活用
大手チェーン展開を行っている企業は、テイクアウトやデリバリーに人員を強化し、割引クーポンを発行するなどし、在宅ワークや自宅待機になっている顧客をターゲットに展開しています。
テイクアウト時には、待ち時間がなくなるような事前の注文を行う工夫や、デリバリーでも、運送業界で広がってきている「置き配」を実施しているケースもあるようです。
2.他業種からの支援
テイクアウト・デリバリー企業が飲食店のサポートを促進していたり、広告業界では、「テイクアウト・デリバリーはじめました」POPを無料配布を行ったりとさまざまな業界が飲食店をサポートし始めている。
3.仙台の「テイクアウトはじめましたin仙台」
仙台では、自治体が中心となってプロジェクトを実施している。
その名も「テイクアウトはじめましたin仙台」
各種SNSで #仙台テイクアウト をつけることで、飲食店や宿泊施設を応援していこうという取り組みです。
応援サイトには、店舗名、行っているサービス(テイクアウト・デリバリー)、住所、営業時間、電話番号が掲載してあり、Googleマップ、インスタグラム、Twitter、Facebook、HPなどのリンクも載っています。
イメージキャラクターまで作っている力の入れようなのは、頼もしいですね。
テイクアウトはじめましたin仙台
さいごに
飲食店のみなさまにとっては、とても大変な時期だと思います。
業界・業種を越えてさまざまな支援のかたちがあり、店舗それぞれの工夫がありますので、みなさまのお役にたてる情報をこれからも発信してまいります。