飲食店の新しい形!地域社会に貢献する取り組み「こども食堂」を紹介

こんにちは!
飲食店の未来を創造する情報をお届けする「UTAGE(うたげ)」です。

新型コロナウイルスに伴い、
飲食店の皆さんは年末年始の書き入れ時も大変な状況を乗り越えられてきたのではないでしょうか。

宴会など本来なら売り上げが立つようなイベントも激減して、
飲食店としての在り方を変えていく必要があると感じられている方も多いかと思います。

そんな中、今回は飲食店の新しい形として
「飲食店が地域のコミュニティの中心になる」という提案をしてみたいと思います。

従来にはないような客層を開拓できるかもしれませんので、
新しい飲食店の活用の仕方としてぜひ参考にしてみてください。

 

飲食店の新しい役割を考える際に参考になるSDGs

社会貢献の一環でもある、
事業を通じて社会課題を解決する取り組みであるSDGs(エスディージーズ)をご存じでしょうか?

最近では耳にする機会も多いと思いますが、わからない方にも改めて一言でお伝えすると
SDGsとは持続可能な開発目標のことで世界各国で取り組まれている環境や経済に関する活動です。

詳しくは以前の記事『SDGsって聞いたことある?今、飲食店が取り組める事例を紹介を参照ください。

この活動の中には、
経済に関するものや環境に関するもの、
そして地域活性化に繋がるようなものなど様々な目標があります。

SDGsの大きな達成すべき17個の目標、
そのひとつにも「住み続けられるまちづくりを」という項目があります。

これは色んな状況の人たちが、街というコミュニティの中で
イキイキと暮らしていくことができる社会を作ろうという願いが込められています。

飲食店は生活に欠かせない「食」を扱っているので、
多くの人が集まるコミュニティにも不可欠な存在ですよね。

従来は大人をメインターゲットにした営業をやられていた飲食店が多いかと思います。
今回は、より広いコミュニティの関わり方として『こども食堂』という形態を紹介します。

こども食堂とは地域コミュニティに貢献する仕組み

こども食堂とは、地域住民や自治体が主体で、
無料あるいは低価格で子供たちに食事を提供するコミュニティの場を指しています。

また、単に「子供たちの食事提供の場」としてだけではなく、
帰りが遅い会社員や家事をする時間のない家族などが集まって食事をとることも可能です。

このように、「人が多く集まる場所」ができたことで、
地域住民同士のコミュニケーションの場としても使われています。

昔では当たり前に行われていた「ご近所付き合い」という関係を
再度、こども食堂を通して実現することもできそうですね。

元々は東京都のとある八百屋の店主の呼びかけから「こども食堂」はスタートしました。

その後この活動は全国に広がり、
現在は各地域の子供たちだけでなく
貧困に苦しんでいる子供たちにまで温かい食事を安価な値段で
提供する場所として機能しています。

 

実際に取り組んでいる事例を紹介

それでは飲食に関係する分野で
こども食堂の機能を実際に取り入れている2つの事例を見ていきたいと思います。

  1. コンビニ

    大手コンビニチェーン企業は、
    地域交流および未来を担う子供たちを応援する取り組みの一環として、
    2019年3月からこども食堂の取り組みを開始しています。
    全国のコンビニの店舗を活用して、
    地域の子供たちや近隣に住んでいる人たちが参加できる機会を作っています。
    そうすることで、
    地域全体で食卓を囲みコミュニケーションできる機会を作り出しています。
    この取り組みで、地域に住んでいる人同士の繋がりが生まれ、
    困った時にお互いに助け合える関係を作ることもできそうです。
    現在多くのコンビニに併設されているイートインのスペースを使って、
    お店の商品や特別なお弁当を制作して子供たちに格安で提供している店舗が多いようです。
    地域の子供たちなら誰でも利用ができるということで好評のようですね。

  2. 飲食店

    飲食店もこども食堂の取り組みを行なっているお店もたくさんあります。
    今回は飲食店向けに店舗を貸している
    株式会社テンポイノベーション(https://www.tenpo-r.co.jp/corporate/csr.php
    の取り組みをご紹介します。
    こちらは、取引のある飲食店に呼びかけ、
    地域と連携してそれぞれの店舗で食事を提供しています。
    HPによれば現在15店舗の協力があるようですね。
    子供は無料あるいは格安で食事を提供してもらえることはもちろん、
    同伴の大人もリーズナブルに食事をできるお店もありそうです。
    これなら、親子でも利用することができますね。

こども食堂を始めるには

では、実際にこども食堂の取り組みをスタートするにはどうすれば良いのでしょうか。

飲食店の場合、料理を提供するための施設や人員は既に揃っているかと思います。

またほとんどのお店で食事をするスペースは確保されていると思います。

ですので、あとは実際に告知をすることが大切になってくるかと思います。

こども食堂ネットワークには各地域の取り組みなどが載っていますので
ぜひ参考にしてみてください。

こども食堂ネットワークのHP
http://kodomoshokudou-network.com/start.html

まずは地域のこども食堂に関する団体か、
各地域のコミュニティに呼びかけてみて認知を上げることからスタートされてはいかがでしょうか。

こども食堂を運営する上で考えられるメリット・デメリット

それでは飲食店が実際にこども食堂に取り組む際には
どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

それぞれ考えてみたいと思います。

  1. メリット

    飲食店がこども食堂に取り組む最大のメリットは、
    既にあるリソースを使えるということでしょう。
    前項でも触れましたが、飲食店には既に食事を作るための設備や、
    各種備品、そして実際に料理をする人員が確保されています。
    これなら新しくこども食堂のために設備などを購入する必要がないですね。
    また提供する食事の材料も普段の営業の中から捻出することができそうです。
    また飲食店には既に、
    食事をするスペースもありますので店舗の一部をこども食堂に当てるということも出来るでしょう。
    こども食堂を継続していく上で必要になってくるものが既に揃っていることは、
    新しく取り組む上で大きいですね。
    こども食堂に取り組むことでお店の地域での認知度も上がり、
    子供達の親世代の顧客を開拓することができる可能性も高いですね。
    結果的に売り上げアップへ繋がるかもしれません。

  2. デメリット

    逆にデメリットは何があるのでしょうか。
    こども食堂は、無料や通常よりも安価で食事を提供するため
    想定以上に利用者が多くなってしまうなど、お店のコストが増える可能性もあります。
    利用者に提供するための場所の確保も、通常のお客さまと区別する必要も出てきそうですね。
    こども食堂はボランティア的な側面が強いので利用を断りにくいという一面もあるようです。
    実際の取り組みの際には、一日の利用者や利用時間などのルールを
    明確に決めた方がトラブルを避けることができそうですね。


おわ
りに

今回は飲食店の新しい在り方として
「飲食店が地域のコミュニティの中心になる」ということを提案させて頂きました。

その中でこども食堂という切り口で、
地域での関わりを増やすことを事例を交えて紹介させて頂きました。

新型コロナウイルスの影響は飲食店にとってまだしばらく続きそうです。
そんな中で新しい顧客を開拓するという意味でも、
こども食堂に取り組んでみられてはいかがでしょうか。

これからも「UTAGE」では飲食店様の売り上げ、利益アップに貢献する情報を発信していきます。

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