①食券に書かれた番号が呼ばれたら、お客様がカウンターで商品を受け取り
まず、私が松屋のセルフサービス店舗を初めて入って最初にびっくりしたことが、商品渡し時に呼び出し番号を呼ばれて、お客様自ら取りに行くという点です。
具体的に説明すると、食券を買ったあとに席に座るまでは今までと同じです。
しかし、従来なら席に座っていると店員さんが商品を持ってきてくれるのが当たり前なのに対して、セルフサービス店舗はお客様が自らカウンターまで商品を取りに行く必要があります。
実際の流れはこんな感じです。
① 大きな電光掲示板の調理中に自分の呼び出し番号が最初表示されます。
② しばらくして調理が完了すると、「〇〇番号のお客様、カウンターへどうぞ」というアナウンスと電光掲示板の「調理中」にあった自分の呼び出し番号が「調理が完了しました」に表示されます。
③ 調理が完了したことを確認したら、店員さんが待つカウンターまでお客様自ら商品を取りに行きます。
店員さんが意識するのは、注文があったら商品を用意すること、お客様に商品の準備が完了したことを伝えることです。
今までよりも店員さんの行動範囲が少なくて済むので、働いている人の負担も減り、業務効率が上がっていくことが考えられます。
②ドリンクもセルフサービス!水だけではなく、温かいお茶も提供
次に普段だったら席に座ると、店員さんが自然とお水またはお茶を置いてくれていましたが、セルフサービス店舗ではお水やお茶もセルフサービスになってます。
正直、温かい飲み物が良いか、冷たい飲み物が良いか、お水が良いか、お茶が良いかはお客様によって違ってくるため、セルフサービスでお客様で取りに行ってもらう方がお客様にとても良いと個人的に思います。
お水などをお客様自身で取りにいくサービスはたくさんの場で行われている一般的なセルフサービス。
だから、特に苦もなく皆んな自然と行えるので積極的に推進していくべきな気がします。
③食べ終わった食器は返却口まで持っていく
そして、商品を食べ終わったあとはそのまま食器はテーブルに置いて帰るのが今までの流れでした。
セルフサービス店舗では、食器の返却口が用意されており、商品を食べ終わったら食器を返却口に返すことになります。
お客様が帰る時点で席の食器が無くなるため、スムーズに新しいお客様が空いた席に座ることが出来、お店の回転率も良くなります。
回転率が上がることにより、来店するお客様の人数も多くなり、混雑する店舗にとっては売り上げ向上にも繋がっていくのではないでしょうか。
まとめ
牛丼チェーンの松屋で、労働時間の削減や生産性の向上を目的に増え続けているセルフサービス店舗について紹介しました。
セルフサービス店舗では、今までの店舗とは違い、商品の受け取り、お水やお茶の提供、食器の返却をお客様自身で行う仕組みになっています。
今まで牛丼チェーンでは、商品の提供、飲み物の提供、食器の片付けを店員さんが全部行うことが当たり前と、お客様に限らず、働いている店員さんも無意識に思い込んでいた点があるかも知れません。
セルフサービス店舗のように、お客様にやってもらっても問題ない工程をお客様自身で行ってもらうことにより、働いている店員さんの仕事が減り、人件費の削減、労務軽減に繋がっていると考えられます。
ただ、このセルフサービス店舗を増やしていく取り組みだけでは、人材不足の問題を解消をすることは難しいという意見も出ています。
したがって今後は、セルフサービス店舗の拡大とともに、このお店で働きたいと思ってもらえるような新しい取り組みも並行して実施していく必要があるのではないでしょうか。
それでは、また。
これからもこのメディアでは、『何かしたいけど何して良いか分からない』という飲食店関係者の方のためのお役立ち記事をお届けします。