ツンデレお姉さんは清楚系ロリ巨乳1話

この物語はちょっぴりツンデレなヒロインと真面目なスポーツ少年が繰り広げるちぐはぐ恋愛群像劇である。

僕の朝はとにかく早い。

毎日5時30分には起きて、6時過ぎに家を出て6時30分には学校に着いている。

なんでそんなに早いかというと、朝練をしているからだ。

僕はバスケ部に所属している。

学校は都立だが、バスケ強豪校として名を馳せている。

この学校では、文武両道を目指しており、卒業後は国立大学へ進学する人も多い。

この学校に進学した理由は、バスケが強いのと家から近いからだ。

僕が小学生のとき、学校の「全国大会出場」という垂れ幕にとても強い憧れを抱いた。

「将来この学校に進学して、全国に行くんだ!」

そう心に強く誓いながら、毎日の練習に励んでいた。

自分で言うのは恥ずかしいが、自他共に認めるバスケ少年だと思う。

そんなバスケ少年はいつも気になることがあった。

通学路にある小さな花屋のことだ。

結構大きな通りにポツンとあるため、いつも目立っていた。

物心ついた頃には、すでに目にしていた。

いつからあるかは分からない。

覚えていることは、小学生の頃担任の先生の産休のお祝いで、一度だけお店の中に入って花を買ったことだ。

その時お店にいたのは、おばあちゃんでとても優しかったのを鮮明に覚えている。

なぜなら花を買いにきた理由を話すと、特別に他の花を追加でサービスしてくれたからだ。

小学生相手だったかもしれないが、5年経った今でも、その時のおばあちゃんの笑顔が忘れられない。

「あのおばあちゃん、元気にしているかな。」

不意にそう思った。

偶然かちょうど花屋の近くにいた。

「久しぶりに入ってみるか。」

そう思ってお店の中に入った瞬間、何か違和感を感じた。

5年ぶりにお店に入ったからかもしれない。

内装が変わっていたりして、自分が知っている雰囲気ではなかったかもしれない。

だが、その違和感の正体は、お店の奥に入った瞬間に分かった。

「いらっしゃいませ。」

声は低く、明るさはない。

入店してくるお客様を歓迎しているようには、とても思えない。

僕の目の前に立っていたのは、おばあちゃんではなく、お姉さんだった。

「あ、どうも。」

ちょっぴり驚いてしまった顔で、目が合ってしまった。

気まずくなった僕は、お姉さんに挨拶を返した。

お姉さんは不思議そうな顔をしてこう言った。

「初めましての人に、どうもと言われても。」

「はい?」

あまりにも突然の一言だったので、あ然としてしまった。

お姉さんの特徴は、肩まで伸びた黒髪と膨らみのある胸、身長は低めで童顔だ。

いわゆるロリ巨乳である。

思わず、見とれてしまっていた。

「何か、用ですか?」

ロリ巨乳なお姉さんがジト目で見てきた。

「あ、すいません、何でもないです。」

僕は何も言い返すことができず、下を向いてしまった。

ロリ巨乳なお姉さんも、用がないことが分かると自分の仕事に戻ってしまった。

どうしていいかわからず気まずくなった僕は、そのまま花屋を後にした。

なぜおばあちゃんではなく、ロリ巨乳なお姉さんが働いているか分からなかった。

ただ一つ分かることがあった。

「あのお姉さん可愛かったな。」

その夜はお姉さんのことで頭がいっぱいだった。


ー1週間後ー

この日はバスケの練習試合に参加していた。

僕はスターティングメンバーとして試合に出場し、20得点をあげる大活躍だ。

試合内容も自分自身で納得していた。

誰が見ても自分が一番活躍していた。

普段は感情を表すタイプではないが、今日は気分が高揚していた。

「ウィンターカップの予選に向けて、着実に仕上がっている!」

自分の成長を確実に体感する試合内容だった。

シュートの精度、パスのキレといい納得できるプレーが多かった。

反省点と言えば、出来過ぎている試合内容に調子に乗らないことだ。

なぜならバスケは1人でやるスポーツではない、5人でやるスポーツだ。

他のメンバーが、自分の長所をうまく生かしてパスを回してくれたから、点を量産できたのかもしれない。

そう考えると、他のメンバーに感謝しかない。

「最高のメンバーで、プレーができることがありがたい。」

これまでにない充実感に浸っていた。

ウキウキな気分で例の花屋の前を通った。

お姉さんのことが気になっていたせいか、自然と目線が例の花屋の方を向いていた。

「あっ、!」

お姉さんはお店の前に置いてある花壇の片付けをしていた。

「また、、会いましたね、、」

前回に引き続き、まともな会話ができていない。

「そうですね、、お店の近くを通ったら会います。」

その通りの回答が返ってきた。

やはりお姉さんと会うと、緊張してしまう。

気まずくなって、その場をうまく立ち去ろうとしたとき、お姉さんから僕に声をかけてきた。

「あなたは、バスケやっているのですか?」

たまたま見えていたバッシュに、お姉さんは興味を示していた。

「え、あ、はい、、北高でバスケをしています。」

「へー、そうなんですね。」

お姉さんは興味ありつつも深くは聞いてこなかった。

「お姉さんもバスケしていたんですか?」

「ちょっとだけです。」

お姉さんは嬉しそうにちょっと微笑んでいた。

その雰囲気を察知して、僕はもう少し質問してみた。

「あのー、どこの高校でプレーしていたんですか?」

お姉さんは、いきなり後ろを向いて僕にこう言った。

「秘密です。」

「え、、」

驚いた僕を気にせず、お姉さんはお店の中に入って行った。

ちょっぴり残念だったが、前回に比べて話を引き出すことができて嬉しかった。

もしかしたら、今日の練習試合より充実していたのかもしれない。

まだ僕の試合は始まったばかりだ。


ー1週間後ー

あれからはお姉さんとの距離も縮まらず、平行線をたどっていた。

バスケ以上に悩みを抱えている。

明確な解決先が思い浮かばないのだ。

経験がないで終わらせたくない。

「どうやったら、もっと仲良くなれるのかな?」

頭の中はこれでいっぱいだった。

部活中も考えてしまって、身が入らない。

情けないばかりである。

だが、何があっても突破してきたのが僕だ。

何があっても乗り越えてきた。

その証拠に今がある。

一生懸命頑張っている人に神はプレゼントをすると考えている。

その言葉通り、このあと衝撃的な事実を知ることとなる。

まだ、僕の恋のゲームは始まったばかり。

 

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